こんにちは🐼

ちてりゅです。


本日は兵庫県姫路市にて行われる

アクリエひめじオープニングシリーズ「HimeFes2022」

森口博子/BEYOOOOONDS with パシフィックフィルハーモニア東京

に向かいながら文章をしたためようと思います。

ロゴデザイン
このブログを読んで下さっている方はBEYOOOOONDSのロゴデザインをご存知かと思います。


今回はこちらのロゴについて対称性を軸に紐解いてみます。


対称性とは

対称性という言葉よりシンメトリーやアシンメトリーの方が聞き馴染みがあるかもしれません。

シンメトリーなデザインとは(多くの場合)左右対称で安定感があります。

※左右対称というのは線対称という対称性で、他にも対称性と呼ばれるものがあります。

人はこれを美しいと感じやすいです。


しかしながら完全なシンメトリーを実現するには

しばしば強引なチューニングをしなければなりません。

そうなると「不自然」な印象を与えてしまいます。


一方でアシンメトリーなデザインとは左右非対称で偏りがあり不安定な印象を与えます。

しかしながらシンメトリーとアシンメトリーを組み合わせるとデザインに色々な効果が生まれます。


※シンメトリーな〜とかアシンメトリーな〜とか書いてますが

本来はシンメトリックな〜アシンメトリックな〜が正しい気がしますね。


例えばadidasのロゴは

対称的なエンブレムに非対称な文字を組み合わせてできています。


安定と自然の調和が取れた素晴らしいロゴです。

これらの前提からBEYOOOOONDSのロゴを見てみましょう。



BEYOOOOONDSの対称性

ではBEYOOOOONDSのロゴにおいてどこがシンメトリーでしょうか?


答えはもちろんOOOOOの部分。


しかもOの数は5つなので中心が明確であり

真ん中のOが少し上にズレていることで

中心が強調されています。


Oという文字自体もシンメトリックで

全体のシルエットが山のようになっていて

安定感があります。


BEYOOOOONDSの非対称性

一方のアシンメトリー部分はどこかというと

BEYNDSです。


安定感のあるOOOOOの両サイドに別の文字が置かれています。

このような組み合わせ方は不自然を打ち消し全体としてのバランスを取ります。


ここで忘れてはならないのが文字数です。


安定感のあるOOOOOのサイドに3文字ずつ配置されていることでロゴ全体としての安定感は損なわれていません。


非対称的な要素に対して均等な配置を行うことで保たれる強調したい真ん中のOたち。


総括

BEYOOOOONDSのロゴって洗練されていてかっこいいですよね。うん。


ちなみに私はデザインを学んだ人間ではありませんので悪しからず。

大学では数理物理学を学び、幾何学的な美しさの観点からこのような着想に至りました。


読んで頂きありがとうございます。


BEYOOOOONDSのデザイナーさん、好きです。



ではまた🐼