第494話「ジプシー刑事登場!」(通算第704回目)

放映日:1982/2/5

 

 

ストーリー

午後0時40分、七曲署捜査一係捜査員は、捜査一係に新しく着任することになった刑事の原昌之が出勤してこないことを心配していた。

原は凄腕という噂があり、城西署、北富士署、三田署での在籍を経て、七曲署の在籍に至っていた。

西條は竹本を射撃訓練に誘ったが、射撃訓練場では、原(三田村邦彦さん)が既に射撃訓練を行っていた。

しかし、原が発砲した銃弾は5発中、3発が的の中心から大きく外れていた。

原は拳銃を変えると、全弾5発を的の中心部に命中させたが、西條と竹本に名前を名乗らなかった。

西條と竹本は岩城から、富士見町のスナック「ポテトロード」で強盗犯の村上昇(35歳)(徳弘夏生さん)が人質を取り、拳銃を発砲していると告げられ、現場に急行した。

村上は「ポテトロード」の女性店員に拳銃を突き付け、野崎と石塚と岩城と西條と竹本を脅迫し、立ち去るように要求した。

石塚は、強行突入しようとする岩城を制止させた。

原は石塚達の待機している位置から現場の状況を確認すると、覆面車を運転して「ポテトロード」に強行突入し、素早く車外から降りて村上の拳銃を撃ち落とした。

西條は村上を逮捕した。

原は石塚に、2月1日付で七曲署勤務となったことを発令する辞令を見せた。

原は石塚から、万一失敗したら人質も無事では済まなかったのになぜこのような無茶をしたのかと尋ねられると、自信があったからと答えた。

原は署長から拳銃許可証を貰って拳銃を携帯していること、射撃訓練の時に3発を的の中心から外していたことについては、新型拳銃のテストであったことを説明した。

石塚は原に、どんな自信があってもミスがある、100%の確信がなければ引き金を引かないと諭した。

原の考えは、60%の確信でも撃つというものだった。

村上は前科1犯で、金欲しさにモデルガンを改造して犯行に及んでいた。

藤堂は原に、「ポテトロード」の被害と覆面車の修理代についての始末書を書くように命令した。

西條は原に対し、転任の挨拶も自己紹介も愛嬌もなく、可愛げが全くないと不快感を露わにした。

西條と岩城はシャワーを浴びている時、シャンプーが無くなってしまい、原から借りたが、その時に、原の心臓の真下に銃弾を摘出した傷跡があるのを発見した。

原は西條から、普通なら即死であると告げられ、これぐらいのことでは死なないと返した。

七曲署矢追3丁目派出所の2人の警察官は、付近にある宝石店「美彩堂矢追支店」から銃声を聞き、店から逃走する強盗犯を発見した。

強盗犯は黒の革ジャンに青いジーンズと、ヘルメットとサングラスを着用していた若い男であり、オートバイで逃走しようとしたが、警察官にオートバイのタイヤを銃撃され、拳銃を乱射しながら美彩堂矢追支店に籠城した。

藤堂以外の捜査員は警察官からの通報を受け、現場に急行した。

西條と竹本は、原が現場とは違う方向に向かうのを目撃した。

美彩堂矢追支店のビルは2階から上階がマンションになっており、宝石店から2階への階段が無かった。

石塚はマンションの住人から、宝石店の店員が4,5名ということを聞き込んでいたが、確証が得られていなかった。

強盗犯はマフラーとサングラスで顔を隠しており、人相が不明な状態だった。

山村は野崎から、原が無線連絡を無視していることを報告され、原の好きなように行動させることを決めた。

山村は岩城と西條と竹本に、宝石店の両側を調査するように指示した。

西條と竹本は裏口に向かった際、人質の抵抗する声と悲鳴を聞いた。

宝石店の窓には鉄格子が設置されており、窓からの突入が不可能な状態だった。

宝石店の外側から、中の様子を視認できない状態だった。

山村はスピーカーで、強盗犯に周囲を完全に包囲したため、今すぐに人質を解放して降伏するように呼び掛けた。

強盗犯は呼び掛けを無視し、拳銃を2発発砲し、徹底抗戦の体制をとった。

石塚は別のチェーン店にいた、美彩堂の中田社長(穂高稔さん)を山村達のもとに連れてきた。

中田は山村達に、美彩堂矢追支店の従業員が4人であること、その4人が支店長の高沢久則(入江正徳さん)と、鑑定士の青山稔、店員の星良子と寺田一美(上原ゆかりさん)であることを説明したが、客の人数については知らなかった。

石塚は中田に、美彩堂矢追支店の見取り図を描くことと、店員の顔写真を持ってくるように要請した。

原が突然に現れ、山村達に、美彩堂本店から持ってきた、矢追支店の見取り図と店員の顔写真を提出した。

山村は長期戦を見越し、区民会館の2階に仮設捜査本部を敷設することを決定し、強盗犯に要求を聞く代わりに、人質に絶対に危害を加えないように促した。

警察が突入可能な箇所は、窓と裏口だけだった。

中田は支店の宝石類の金額を知らなかったが、山村と石塚と岩城に、矢追支店がチェーン店の中では最も小規模な店であるため、高価な宝石を置いていなかったことを伝えた。

中田は店員の家族に連絡するため、仮設捜査本部を後にした。

石塚は強盗犯が、店の規模が小さく、すぐ近くに派出所があるという悪条件の店を命懸けで狙った理由を不審に思っていた。

山村は強盗犯が普通なら必死に逃走するのに、あっさり店に立て籠もったことを疑問に思った。

山村は石塚に仮設本部を任せ、関係者を調査することにした。

強盗犯が使用したオートバイは盗難車で、指紋も持ち主のものしか検出されていなかった。

高沢が仮設捜査本部に電話をかけてきた。

高沢は石塚に電話している途中、強盗犯に殴られ、息も絶え絶えに、強盗犯の要求が1時間以内に使い古しの紙幣で5000万円を用意し、鞄に入れ、4人乗りの自動車の助手席に置き、店の前で停めるようにというものであることを話した。

強盗犯は警察に、5分遅れるごとに人質を1人ずつ射殺すると脅迫してきた。

藤堂は石塚から、強盗犯の要求を聞き、やむを得ず、犯人の指示に従うこと、現金と乗用車を本庁に要請することを決断した。

石塚は店の裏口の見張りを担当していた竹本に、仮設捜査本部に戻るように指示した。

岩城は強盗犯が警察に堂々と名乗り出ず、高沢に要求を警察に伝えさせる手段を取っていることに憤った。

石塚は矢追支店に電話をかけ、強盗犯に、現金と乗用車を用意する代わりに、人質を解放するように要求した。

強盗犯は石塚の、負傷者や病気の人質がいないのかという質問に答えず、電話を切った。

岩城と竹本は強盗犯が、警察が要求を受け入れたことを知って油断しているのを最大のチャンスだと思い、店内に突入することを提案した。

岩城は窓の鉄格子を外して、自分が屋上から下に降り、下から警察官が窓から突入するという作戦を練ったが、野崎と石塚に、強盗犯が8発以上撃ち、予備の銃弾を大量に用意していることを理由に却下された。

石塚は岩城から、強盗犯の要求を聞いても、人質が無事に釈放される理由がどこにもないと弁解され、その思いを汲みつつも、強盗犯を表に出せば、逮捕のチャンスがあると諭した。

石塚は捜査員の分担場所を決めた直後、2発の銃声を聞き、店の前に急行した。

店内から女性店員の悲鳴が聞こえた直後、店の正面入口から寺田が釈放された。

強盗犯は寺田に拳銃を1発発砲したが、回避され、石塚と原の威嚇射撃の後に店内に逃げ込んだ。

原は入口に急接近し、店内の状況を確認しようとした。

強盗犯はバリケードで再び入口を塞いだ。

西條は裏口を見張り中、人質が1人解放されたことを喜んだ。

寺田は石塚に、高沢が強盗犯と言い争っていたため、夢中で飛び出したこと、犯人がヘルメットとサングラスを着用していたため、人相が良く分からなかったことを話した。

店の人質は従業員以外に、30代のサラリーマン風の客と、40代の婦人の客がいた。

寺田は涙ながらに、青山が強盗犯を捕まえようとして射殺されたことを告げた。

原は寺田から、宝石のショーケースと机と椅子とロッカーが入口のバリケードとして使用されたこと、全員の人質が強盗犯に命令され、バリケードを作ったことを聞き出した。

寺田はサラリーマン風の客が強盗犯に拳銃で頭を殴られ、ずっと苦しんでいることを訴えた。

寺田は見取り図に、強盗犯の位置と人質の位置を書いた。

山村は美彩堂の本店を訪れていた。

寺田の証言で、強盗犯の似顔絵が完成した。

岩城と竹本は、強盗犯が興奮状態であるため、突入していたら皆殺しにされていたとして、強硬策に出なくてよかったと思っていた。

野崎は、頭を殴られたサラリーマン風の客の生命を心配した。

石塚は現金と乗用車が到着するまで、強盗犯を刺激しないという方針を決めた。

竹本は持ち場に戻る途中、原が単独で覆面車を発進するのを目撃した。

山村は美彩堂の幹部(大矢兼臣さん)から話を聞いていた。

幹部は矢追支店に普段置かれている宝石が、約1億円前後のものだが、ちょうど取引先から、日本でも屈指という、約2億円のダイヤモンドのサイズ修理を承っていたこと、本店で修理を終え、今朝に矢追支店に送り届けたところであることを説明した。

山村は幹部に、2億円の宝石のことを知っている者を一人残らず挙げるように要請した。

石塚は原を全面的に信頼していた。

矢追支店の前に、本庁のパトロールカーと、乗用車と、現金5000万円を積んだアタッシェケースが到着した。

原はマンションに赴いた後、管理人室のテレビで、乗用車と5000万円が矢追支店の前に到着したのを知った。

石塚は強盗犯に、要求通り現金と乗用車を用意したため、今すぐに人質を解放すること、最初に負傷者のサラリーマン風の客を解放することを要求した。

高沢が強盗犯の、1時間以内に羽田空港にジェット機を用意するようにという要求を伝えた。

強盗犯はジェット機の乗員については、機長含めて3名だけであるということを指定した。

野崎は石塚に、次の要求が時間的にかなり難しく、いざというときのことを考えるように促した。

岩城と警官隊が窓の柵を撤去した。

石塚は西條と岩城と竹本を呼び出し、強行突入の体制を整えることを連絡した。

石塚と竹本が正面入口、野崎と西條が裏口、岩城が窓から突入することになった。

石塚は捜査員に、飛行機の用意が時間的に不可能だと分かった場合、突入の指令を出すが、犯人にはその時までその動きを感付かれないように命令した。

岩城は屋上からロープで下り、窓の上の狭い足場に立って待機した。

突入まであと30分となった。

原は令状無しに独断で部屋の中を家宅捜索し、「喫茶&スナック フェニックス」のマッチ箱を発見した。

突入まであと10分となった。

今すぐに、ジェット機を用意するという会議の結論に合意が出たとしても、機種の選択、乗員の選任、滑走路の確保が間に合わなかった。

店内の入口から、サラリーマン風の客の森岡義弘(加藤大樹さん)が解放され、石塚と竹本に強盗犯の要求を話した。

強盗犯は1時間だけ猶予を延長するが、その代わり、下手な小細工をしないように念押ししてきた。

強盗犯は警察の行動を察知していた。

森岡は石塚と竹本に、他の人質が無事であること、強盗犯が以前よりも冷静になっていることを述べた後、病院に搬送された。

森岡は竹本に矢追警察病院に搬送された時、同じ病院で収容されていた寺田と再会した。

竹本は寺田に、他の人質を救出するため、安心して病室で休むように促した。

原は「フェニックス」のマスターと面会している途中、ニュースで森岡と寺田の姿を見た直後、マスターから証言を入手した。

竹本は森岡が脳波検査を受けるところを見届けた後、看護師から、人質から絶対に目を離すなという原の言伝を受けた。

本庁から、飛行機の準備が完了したという知らせが入っていた。

野崎は強盗犯を空港まで行かせたら警察の敗北だという理由で、強盗犯が人質を乗用車に乗せるまでに逮捕したいと考えていた。

原が矢追支店の前に駆けつけ、入口から店内に突入した。

店内では高沢と青山と星と女性客がロープで拘束され、机の上にヘルメットとサングラスが置かれていた。

高沢は野崎と石塚と西條と岩城と原に、犯人が森岡と寺田であり、宝石を持って逃走したことを教えた。

竹本は野崎から連絡を受け、脳波検査室に急行したが、森岡が医師を殴り倒して病院から脱走していた。

寺田も病室の窓から脱走していた。

竹本は現場付近を捜索中、タクシーを呼ぼうとしている寺田を発見し、身柄を取り押さえた。

原は「フェニックス」で森岡と寺田が会っていることを知った時、2人が犯人であることを確信していた。

原は6人がかりで動かしたバリケードを、寺田がたった1人で動かした時、犯人に銃撃されなかったことから、寺田を疑っていたが、確信がなかったためにそのことを報告していなかった。

原は確信が60%でも行動するが、100%になるまで他人には言わないというスタンスだった。

石塚と原と竹本は寺田を取り調べた。

「フェニックス」マスターが、森岡と名乗った男と寺田がつい最近、一緒に店に来たと証言していた。

寺田はあくまで今日に初めて森岡と会ったと言い張った。

山村が取調室に入り、寺田に、森岡が2億円のダイヤモンドのことを知っていたことを指摘した。

ダイヤモンドの持ち主は約1ヶ月前、サイズ修理の話を持ち掛けて相手の店員が寺田だったことを記憶していた。

森岡が寺田との待ち合わせに指定した、面積が16平方メートルの和風スナックは、現在では売店舗となっていた。

寺田は1ヶ月前に森岡と知り合い、森岡に2億円のダイヤモンドの話をしたところ、それを強奪して2人で外国に高飛びしようと持ち掛けられていた。

寺田は店の付近に派出所が多いこと、人通りが多いことからすぐに逮捕されてしまうことを挙げ、反対した。

森岡は最初、逃走できたら逃走するつもりだったが、逃走が無理であることを予測し、2人で人質の演技をすることを計画していた。

寺田は森岡の本名と住所を知らなかった。

寺田は石塚に尋問され、森岡に協力するきっかけになった動機が、120万円のネックレスを森岡が買ってくれたからであること、森岡がクレジットカードでネックレスの現金を支払っていたことを自白した。

森岡はトランクを携えて南米に逃亡しようとしたところを、西條と原と竹本に発見された。

森岡の本名は井岡正彦といった。

森岡はトランクを放り投げて逃走したが、西條と竹本、原に挟み撃ちにされ、原に拳銃を向けた。

原は森岡の拳銃に全く動じずに前進し、森岡が動揺した隙に、森岡の拳銃を撃ち落とした。

西條は原の射撃の実力を認めつつ、無茶であると評した。

原は右胸心であり、内臓の全てが左右反対になっていた。

原の左肺は既に機能を停止しており、片肺だけで生きていた。

原は後の人生をおまけと思っており、やりたいようにやるという方針を決めていた。

藤堂は本庁で、チームワークに問題があると怒られていた。

原は西條に、その調子だと遠からず七曲署からも追い出され、ジプシー刑事になると言われたことから、ジプシーというニックネームが付いた。

 

 

メモ

*スコッチの後任として、ジプシーが着任。スコッチのようなクールな性格であり、射撃の腕もスコッチと同じく一流。

*スコッチについては劇中で一切触れられなかった。

*三田村氏が当時、『新・必殺仕事人』と掛け持ちしていたことで多忙だったためか、ジプシーの出番は少ない。

*ジプシーについて、「(名字は同じでも)野球の原辰徳氏とは似ても似つかない変人」と評するドック。

*ジプシーと、ドックとラガーとの初対面は射撃訓練場であった。このことは「さらば!ジプシー」でも触れられている。

*ドックの射撃の構えと撃ち方が美麗。

*最初は射撃訓練の結果が芳しくなかったが、拳銃を変えると、ドックに匹敵する命中度を誇るジプシー。芳しくなかったのは新型拳銃のテストのためだった。

*犯人役の加藤大樹氏は何故かノンクレジット。ミス?

*ジプシーが覆面車を運転中のシーンで流れる、『ボンボン刑事のテーマ』の最初の部分と『ラガーの青春』の最後の部分を合わせたブリッジBGMが妙に印象に残った。

*ジプシーについて、「凄腕ぶりっ子」と陰で罵るドック。しかし、ラガーにそうとも思えないと反対される。

*強盗犯が、解放された人質に成り済まして逃走するという巧妙な計画。ジプシーが手掛かりを掴んでいなかったら危なかった。

*ジプシーが森岡の拳銃を撃ち落とすシーン、本物の雪が降っている。

*ジプシーは「60%の確信でも実行するが、100%になるまで人には言わない」、「右胸心」、「片肺」など設定が盛り込まれている。しかし、「右胸心」以外はこの回限りの設定で、「右胸心」も「山さんの危険な賭け」で使われただけだった。

*ジプシーのニックネームの名付け親はドック。「遠からず七曲署からも追い出される」とは言われていたが、実際には追い出されずに円満のまま七曲署を去った。

*OPについて

*タイトルバックが全面的に変更。全体的には刑事の殉職や着任によるマイナーチェンジを経て、「12年目の真実」まで使用された。

*このOPは「野崎刑事 カナダにて最後の激走」まで使用された。また、『メインテーマ’79』が流れた最後のOPとなった。

*ボスが復帰後、最初のOPのタイトルバックとなった。『太陽』のOPのタイトルバックで最も好きなタイトルバックで、非常に思い入れがある。

*ドックが以前の5番手から2番手に昇格。PART2の最終回までずっと2番手で、後半になることはなかった。

*ラガーが4番手から3番手に昇格。しかし、ボギーの着任後にはボギーに3番手を譲り、4番手に降格している。

*逆に、長らく3番手だったロッキーが4番手に降格。既に中堅の立ち位置になっているにもかかわらず、フラッシュカットでも走ったままという不遇の役回り。しかし、ロープアクションがキャラクターを生かしていて良い。

*ゴリさんはOPでもフラッシュカットでもライフルを構えていて、格好良過ぎる。

*石原氏の体調の関係か、ボスの歩きがロケーションではなく、国際放映にパトロールカーを並べて、その間をボスが歩くという方式に変更されている。

*ジプシーは現在、差別用語にあたるらしい。ファミリー劇場で再放送された際にも、放送の前に丁寧にお断りが挿入されていた。

*かつて地方で『太陽』が最終回まで再放送された際、今回から「さらば!ジプシー」までが全てカットされてしまったことがあったとのこと。

*OPのハイライトに、前回「スコッチよ静かに眠れ」の1シーンが挿入されている。

 

 

キャスト、スタッフ(敬称略)

藤堂俊介:石原裕次郎

西條昭:神田正輝

竹本淳二:渡辺徹

岩城創:木之元亮

原昌之:三田村邦彦

 

 

松原直子:友直子

寺田一美:上原ゆかり、森岡義弘(井岡正彦):加藤大樹(ノンクレジット)

中田社長:穂高稔、高沢久則:入江正徳、村上昇:徳弘夏生、美彩堂幹部:大矢兼臣

岡田和子、山崎之也、野川ひとみ、広森信吾(現:森しん)

江田真弓、丸山詠二、荒瀬寛樹、市川勉

 

 

石塚誠:竜雷太

野崎太郎:下川辰平

山村精一:露口茂

 

 

脚本:小川英、古内一成

監督:竹林進