父は中卒の職人でしたが、大田区池上の紳士服店で修行中に、同じ町内会の青年部?で同い年の友達が出来ました。彼はまだ高校生で、都立日比谷高校の山岳部に入っていました。彼の自宅には毎日のように山岳部の仲間が出入りし、父もそこに混ざって、日比谷山岳部の友人が沢山出来ました。山へも一緒に行き、彼らは父の青春時代を華やかなものにしてくれました。

彼らは皆優秀な方ばかりで、その後東大などを経て、弁護士、東大助教授等、要職に就いた方も多くいらっしゃいました。

何を隠そう、私が新卒で就職したミツトヨの当時の社長もその1人で、四大卒女子で、就職が決まらなかった私を、父の頼みで入社させて下さった訳です。

父はそう言った方々に、洋服の仕事も頂き、生涯を通して大変お世話になりました。皆さんのすごいところは、いわゆる身分差を厭わずに、父を友達として接してくださったことでした。

昨日実家の片付けをしていたら、古い新聞などのスクラップが沢山出て来ました。

その中のこちら毎日中学生新聞ですが、東大の海洋学の助教授だった川口さんという、日比谷山岳部出身のお友達が、南極観測隊に参加された際のレポートを掲載した記事です。

南極行きが決まった時、観測船しらせの中を、私も見せてもらいました。

とても大きな船なのに、舵を取るハンドルがとても小さかった事を思い出しました。

素敵な記事なので、今度スキャンして保存しようと思い、処分せずに、実家に置いて来ました。