「昔風のスペイン歌曲集」(1910年)より

 「ゴヤのマハ」









  Isaac Albeniz(1860~1909)

 アルベニスはピアニスト兼作曲家で、フランツ・リストに師事しようとしたが、実現はしなかった。

  「国民学派」「ロマン派」などと分類されるが、スペイン色が濃厚というわけでは特になく、楽器や形式はそれまでのクラシック音楽のものを踏襲し、和声や曲展開などで複雑なものを用いない、といったところである。


せつなめの曲。

 

 ピアノソナタOp68は1886~8年の作品。

元気の良い曲。

 

 

 組曲


スペイン組曲Op47は1886年の作品。

Cataluna 


「Sevilla」


「Cuba」

 



 12Piezas caracteristicas Op92は1888年頃の作品。

Torre Bermeja「朱色の塔」



 Seis hojas de álbum, Op.165(1890)より



 Cantos de España Op. 232 (1898)よりCordoba 


 




マヌエル・デ・ファリャ(1876~1946)
「恋は魔術師」は最初「歌入りの劇」の形で作られたが、不評であった。そこでファリャはこの作品をオーケストラ用の組曲にアレンジし直したところ、うまくいったことから、バレエへの再編曲を決意した。

 



ファリャはフランス滞在中にエンリケ・グラナドスと同じピアノコンクールに出場したことがある。結果はグラナドス優勝、ファリャは審査員賞をとった。

1914年の第一次大戦勃発時にフランスからスペインに戻り、暫くしてからグラナダに長く腰を落ち着けた。

 

バレエ音楽「三角帽子」より




Joaquin Turina(1882~1949)

 

 Partita in C Major, Op. 57:
II. Zarabanda 


 

 Preludios, Op. 80:

No. 4. Allegretto 




       Federico Moreno Torroba(1891~1982)




Joaquin Rodrigo(1901~1999)


 スペインのバレンシア州のザグントに生まれる。3歳のころに悪性ジフテリアにかかり、視覚障害者となり視力を失う。8歳でピアノとヴァイオリンの学習を始める。地元バレンシアでフランシスコ・アンティチに、パリのエコール・ノルマル音楽院でポール・デュカスに作曲を師事。短期間スペインに帰国した後、パリに舞い戻って音楽学をモーリス・エマニュエルおよびアンドレ・ピロに師事。1924年に管弦楽曲《子どものための5つの小品》によりスペイン国家賞を授与される。

 


Por los campos de Espana




 

      1933年1月にバレンシアにてトルコ人ピアニストのビクトリア・カムヒと結婚し、一女のセシリア(1941年1月27日 - )を儲ける。1947年よりマドリード総合大学の哲学科・文学科の教授として音楽史を担当した。



  Zarabanda lejana(1926~1930) 




 Sonata giocosa


II. Andante moderato 




ピアノ曲

 



Monpou

Suburbis(1917)



 Cançons i danses


No. 1 (1918~1926) 


No.5(1942) 


No.6(1942) 


 No.9(1948)  


No.10(1953)  


 No.11(1961) 



 Impresiones intimas



 Paisajes

La fuente y la campana(1942) 



  Preludes

 No. 1(1927~1928) 


No.5(1930)



 Pessebres: I. Dansa(1914~1917)