3年以上ぶりの卵管造影検査。
時間指定予約だったので、普段の診察のように長く待つこともなく、すぐにX線室に通されました。
痛みへの恐怖はありましたが、前回のときと同じくらいで、造影剤を入れてから終盤に重い生理痛のような痛みが来ました。
でも、声も出さず動かずになんとか耐えられるくらいでした。
時間をおいて2回の撮影の後、しばらくして診察室へ呼ばれました。
3回の判定日のときと同じ先生でした。
先生の前にあるモニターを、見えやすいように私に向けてくれました。
そこには、ネットで見たのと同じように、
細い卵管が途中からソーセージ状に大きく膨らんで白く映っていました。
左側の卵管水腫です。
治療するには、手術しかないです。
想定した通りの結果。
この結果を見越して、すでに色々なことを事前に考えてありました。
でも、想像していたよりもずっと明らかなその画像を前にして、猛烈な悔しさが襲ってきました。
こんなに短時間の検査で。
こんなにはっきりと異常が分かる体で。
私は期待をこめて、5ヶ月間の体外受精に臨んできた。
たくさんの薬と注射。
3回の移植。
二段階移植。
不妊鍼灸。
100万円かけた2回の採卵のうち、
良い方から4つも卵を使ってしまった。
命になれた卵もあっただろうに、
着床できない子宮に戻してしまった。
本当に本当に悔しい。
3回の陰性を知った判定日よりもずっと。
時間もお金も返してほしい。
2人目の治療を始めてから、いちばん辛く悲しい瞬間だったと思います。
先生を恨みたいわけじゃない。
病院を恨みたいわけじゃない。
でもこの悔しさをぶつける先がほしくて、
結局人のせいにしたかったのかもしれない。
いつも先生の話に頷いて、とくに質問も意見も出さずに診察を終えてしまう私でしたが、
この時ばかりは口を開きました。
クレームのような口調にはならないよう、ただ疑問を解消してるだけだと伝わるように注意を払って。
あの…もともと体外受精を始める前に、卵管に水が溜まってるかもしれないから手術が必要かもと一度言われて…。
それが採卵の後には異常がなくなっていると言われたから、移植を選んだんですが。
その時に一応、何か検査では分からないんでしょうか?と聞いたんですが…分からないことも多いと言われて。
でもその時点でこの検査をしていれば、移植する前に分かっていたんでしょうか…。
口調には気をつけていたつもりですが、
先生はまだ若い方ということもあってか、
私の言わんとすることが分かったようで動揺して見えました。