昨夜のNHKスペシャルをご覧になられた方は
ブログタイトルの 名こそ惜しけれ の内容について、ご存知と思い
ますが、自分自身の記録としてブログに残しておこうと思います。

中国や朝鮮の歴史と全く似ない歴史をたどりはじめるのは、
鎌倉幕府からだと、司馬遼太郎さんは言われている。
公家の世界から武士の世界へ
律令制度の中、自分の所有する土地のない人々が、目の届かない
奥深い山を切り開き、田畑を作り、力をつけたその百姓が武器を
持ち武士という形で政権を取った。
その武士は板東武者と呼ばれ
私利私欲を恥とし、他者に尽くす “名こそ惜しけれ” の精神を持って
いた。

仏教で云えば
忘己利他と同じ精神(己を忘れ他を利すること、これすなわち慈悲の
極みなり)であり

“名こそ惜しけれ” の精神が、明治維新の時には、更に公という考えに広がり近代国家の礎を築いたという。
維新に携わった人々は真摯に、国家の為になすべきは何かを捉え、
行動したという。
そこには、一点の曇りもなく、不正など微塵もなかったと

しかし
今の世の中
不正だらけ
私利私欲での経営をする傾向が多い中にあって

日本でいちばん大切にしたい会社という本で紹介されているような、
素晴らしい中小の会社があることも事実です。
名こそ惜しけれの精神を持つ会社ではないでしょうか。
坂本 光司 (著) は現在パート5が出版され、涙を流しながら先日読み終えました。
そして今日
後輩から 日本でいちばん心温まるホテルであった奇跡の物語 という本を借りたので、これまた涙して読んで行きます。