2021年記事
もぎさん!
もぎさーん!!
もぎさん…泣
もぎさん…好きです
この声は届かない
ううん届けられない
届けちゃいけない
「撮影お疲れ様でしたー!」
『おつー』
「もぎさんと撮影楽しかったです」
『おりん、ずっとはしゃいでたよねw』
「雑誌にもぎんが載るなんて嬉しすぎます//」
『いつの間に仲良し認定されてたんだろうね』
「まさかもぎさんと手を繋ぐシーンをカメラにしっかり収める時が来るなんて…//」
『さっきもだけど今も顔あっかwそんなに嬉しいん?恥ずかしいん?大した事ないじゃんwほら』
ギュッ
『ね?特別なわけじゃないよw』
違うんです…
私には大したことなんです
私はあなたが好きだからドキドキが止まらなくなるんです
本当は繋いでる手に引き寄せてもらって腕の中に抱き付きたいし、抱きしめてもらいたい、キ、キスだってしたい
願わくば…
もぎさんと恋人になりたい
でも、もぎさんにはみーおんさんがいるから
私はこの恋を諦めなきゃいけない
なのにこの人は
『そうだ!この後暇?』
「はい、予定は何もないです!」
あ、これ誘ってもらえるかな?ワクワク
『じゃあ美音とこ遊びいこー!今日休みって言ってたしw』
え、みーおんさんのお家
もぎおんさん尊くて大好きなんだけど、
恋してるもぎさんの顔を見るの辛い
無理です。行きたくない
誘ってもらったのにごめんなさい
「いやいやいや、私なんかが急に行ったら迷惑ですから」
『そっかー。2人が仲良くなってくれたら嬉しいのに…』
そんな顔されたら断れないよ
「わかりました!私が行っていいなら」
『よーし!行こうっと!おりんはシークレットゲストね』ニヤニヤ
いたずら好きの少年みたい
可愛い
「もぎさん悪い顔してますねー」
『だってドッキリ?サプライズ?ってオモロいやん?笑』
そんなこんなでみーおんさんのお家へ
ピンポーン
〈もぎさん?まーた急に来たの?〉
『あーけーてーw』
〈はいはいどーぞw〉ピッ
オートロック解除はバレてないと思う
『5階だよ!どうやってドッキリしよっか?』
「もぎさん先に入ってください!後からしれっと現れるんでw」
『おっけー!』
ピンポーン!
『ただいまーーーー!』
え?ただいま?
〈おかえりー!チュッ。でもここは私の家でーすw〉
『チュッ!じゃないよ///わーわーわー///』
もぎさんめっちゃ照れてる
私がいるからだよね?
でもそんな顔初めて見たし、みーおんさんにしか見せない顔なんだろうな
〈だって急だけど会えるの嬉しいもん//〉
みーおんさん可愛い…
こんな可愛い彼女がいるのに伝えられるわけないじゃん
少しだけ、少しだけわがまま許してください
あたふたしてるもぎさんの背中に抱きついて顔を覗かせる
「こんにちは、みーおんさん」
〈え?あっ////お、お疲れ様!おりん〉
みーおんさん今絶対もぎさんのこと睨んでたw
『撮影一緒だったから連れてきた!w
ドッキリってやつ?』
〈撮影は知ってるよwなるほどね、何もないけど上がってって?〉
2人の愛の巣なんて見たくないです…
ガシッ!
『よーし!お邪魔しまーす♪おりん、行こ!』
もぎさんと手、手、手繋いでる
みーおんさんの前ですよ!
ヤバいですって!
「じゃ、ちょっとだけお邪魔します」
〈うん、私もおりんと話したかったし嬉しい〉
どっちの意味だろう
後輩としてかな…
もぎさんのことについてかな…
多分みーおんさんは気づいてるよね
突然の訪問に驚いていたけど、話し始めたら優しいみーおんさんだった
色々話してたら少しのつもりが1時間ほど経っていた
『わっちトイレーー』
〈おりん、もぎさんがごめんねw無理矢理連れて来られちゃったでしょ?
でも、16期の話とか聞けてよかったよ、ありがと〜。〉
「いえ、私もみーおんさんと話せて嬉しかったですし、もぎさんに誘ってもらえてよかったです!
ありがとうございました!」
〈でもね、もぎさんのことはごめん。私も譲れないや。もぎさんと話さないでなんて言わないからそんな身構えないでいいよ?
こんなこと言っといてあれだけど、これからも仲良くしてあげてね〉
やっぱり気付かれてたよね
でも、棘がなくて優しく諭してくれるお姉さん
『ふぅー、スッキリしたーww』
〈ねーぇアイドルでしょ、あなたはww〉
『今はオフだもーんwってか犬だって猿だって人間様だって普通にするでしょ?』
〈『ギャハハハハハハハハ』〉
もぎおんさんのこの空気感大好きなんだよね
♪〜
「あ、すみません。私です」
『どうぞどうぞー』
ー変なLINE送ってきて全くあんたってば。もぎもぎに変わって
「もぎさん、十夢からですw」
『え?十夢さん?
もしもし変わりました。お疲れ様です
はい
はい
そうなんですね。私が無理矢理誘っちゃってすみませんでした。
いや、へっ?ハハハハハハッww
はい、伝えときまーす!失礼します』ガチャ
〈何だって?〉
『うん、おりんごめんね。急に誘って来てもらっちゃって
マジで反省してる
駅まで送るよ』
「いえいえ、こちらこそすみませんでした。誘ってもらえて嬉しかったですし、お二人と話せてめっちゃ楽しかったです!
駅まで道分かりますし大丈夫です」
『そう?2人にも仲良くなってもらえて、もぎは嬉しいよ!
でも、送るよ。美音ちゃん行ってくる』
〈はーい、行ってらっしゃい。
おりんありがとね!また遊びに来てねー〉
「はい、失礼します」
『マジごめんねーw』
「むしろ送ってもらってありがとうございます!」
『雑誌できあがり楽しみだね』
「ですね!予約しとかないと!!」
『そんなに喜んで本当かわいいやつww』
ぐしゃぐしゃぐしゃ
「やめてくださいよー!わんちゃんじゃないんですからw」
『あれ?違ったっけ?ww
いつの間にか大型犬になっちゃってーw』
もぎさんといると時間はあっという間で
『ほい、とーちゃく!十夢さん待ってるし気をつけて帰りなね!』
さよならだ
「はい、今日はありがとうございました!楽しかったです!」
『んちゃ!!まったねー』
「失礼します!!」
『美音ちゃん?今から帰るよー!買ってきて欲しいもんある?
え、何をかわいいこと言ってくれちゃってー///
すぐ、すぐ帰るから!!!
電話繋いどく??
うん、うん……
やっぱりみーおんさんには敵わないや
もぎさんをあんな顔させる自信ないもん
私は後輩メンバーの中でみーおんさんの次に可愛がってもらってると思う
これからもその位置で甘えさせてもらおう
この声は届けられない
そう思ってたけど違う
自分で決める
届けない!!!