夫が一歳の息子を連れ去ろうとして追いかけ回され、どうにか警察の助けを借りて実家に帰ること1週間…。


MD双子12週で紹介先の大学病院を受診すると、

なんと田舎の病院では見つからなかった卵巣腫瘍が発覚!

しかも6-7センチとのことで、即手術をすることになりました。


考える間もなく、

再来週手術しますよ〜!と女医さん…。

現在、離婚調停と同居の祖父の危篤で頭がいっぱいな中、とんとん拍子で話が進んで行きます。


皮様嚢腫という種類の腫瘍で、中身はおそらく髪の毛や脂肪、皮膚組織が入っているそう…。

卵子が受精もしていないのに分化して、勝手に人間の一部を作ってしまうようです!


もう一周回って不安すら感じず…。

お医者さんの質問はありますか?という問いかけに

取り出した腫瘍を見てみたいです。と答えていました。

まぁ、手術のあれこれを聞いたところで私にはもうどうすることもできないですからね笑


それでも2週間で心の準備をゆっくりしようかなと思いつつ家に帰ると、

翌日病院から電話が来ました。

「双子なのでやっぱ手術は5日後に変更することにしました!」とのこと。

通常単胎は13-15週が多いようですが、

双子妊娠中の手術はやはり珍しいのか、

カンファで色々と話し合った末12週での手術に決まったようです。


息子を実家へ託して、いざ入院!

子供は立ち入り禁止なので、1人で病院へ向かいます。産科病棟なので、たまに新生児の産声が聞こえてきて結構賑やか!

それから、付き添いの旦那さんたちの会話も笑

ちょっと心を抉られながらも、

久しぶりの1人の時間を満喫することにしました。


しばらくして術前診察があったのですが、これがなかなかに羞恥プレイでした。

広い部屋の真ん中にポツンと内診台があり、下半身裸で座らされます。

その時は女医さん1人だったのですが、内診台が上がり経膣エコーが挿入されると、

失礼しまーす!と

研修医やお医者様たち男女10人近くがゾロゾロと入って来ました。

みんな口々に、「おお〜!MD双子だ!」「お腹やっぱり大きいなぁ〜」と股ぐらの真横にあるモニターを覗き混みます。

目隠しのカーテンとかないんですね!さすが大学病院です。最高の医療を受けるには仕方がないとはいえ、一度出産を経験していなければ恥ずかしくて死んでいたかもしれません。

おケツの毛を手入れしていなかったことだけが(お医者さんは気にしていないなんて分かっていても)悔やまれます。


ようやく検査が終わり、お楽しみの食事ですが、

実はこの大学病院が管理栄養士学生時代の実習先だったのでご飯の質素さはよく知っておりました。

もちろん不味くはないんですけど、味のない茹で鶏肉とポテトサラダに白米はちょっと合わなくないですか?



それでも一年ぶりのゆっくりとした食事と

一年ぶりの1人睡眠を堪能!

寝るのが勿体無くて、結局朝方まであつ森をやって過ごしました。


翌朝、浣腸をされてルートを取られ、

MFICUに移動することに!

お向かいの方も卵巣腫瘍の手術だったようで、その方が1番、私が2番目の手術です。

11時ごろ車椅子に乗せられいよいよ手術室へ…。