次世代型コンパクト農業で耕作放棄地をゼロに(第157回霞ヶ関ばたけ) | 地方創生のよもやま

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8月28日朝の霞ヶ関ばたけ
スピーカーは、「世界を農でオモシロくする」をテーマに、インターネット農学校 The CAMPusを運営している、株式会社The CAMPus BASE 代表取締役井本喜久氏
(当日のグラレコ)
 
農学校 The CAMPusは、月額500円でプロ農家から学べるウェブスクール
近い将来、コンパクト農家を育成するためのリアルスクール「The CAMPus Pro」の立ち上げも計画中
 
井本氏が普及させようとしている「次世代型コンパクト農業」は、0.5ヘクタールで年商1000万、粗利600万を目指す農業
 
その3つのポイントは
・6次化(出口をちゃんと確保し、価格決定権を握る)
・土地はタダ同然で(地元の人と仲良くなる)
・仲間と一緒に
 
井本氏が広島県竹原市で手がけている「田万里有機あぶらの里プロジェクト」は、まさにこの手法を地で行くプロジェクト。
 
 
Q.田舎に入り込んで地元の人と仲良くなるのってハードル高いのでは
A.ハードル高いと思ってしまうとアクションは起こせない
  望むシチュエーションを手に入れるには、動いて、足で探して探求する
  農業系のバイトをいっぱい掛け持ちしていろんな人と仲良くなった例も
 
Q.売れる6次化と売れない6次化の違いは
A.情熱をもって伝えたいようなものをつくり、それを情熱をもって売り歩くことが大切
 
「2030年に日本の耕作放棄地をゼロにしたい」とのこと
こういうやり方が広く普及すれば、多くの農村の活性化に有効なのだろうけれど、お金を出せばうまくいく手法ではないので、国の施策としてこれを推進する手法が思いつかないのが悔しい。