父の誕生日
昨日、父の78歳の誕生日だった。自分は、三人姉弟の末っ子だから、父との年齢は離れている。
うちの父は、自分とはまったく違った人生を歩んでいる。
父は大阪の今里で生まれ、小・中・高と成績は学年TOPで、高校卒業後は早稲田大学に入学するが戦後お金がなかった為に退学をする。しかし、伊藤忠貿易に入社後、重役までに上りつめる。そして、その後退社後は、某貿易会社の部長になるが、その後自営業で貿易商店を行っていた。
父の名前は「敬造 ケイゾウ」と言う。その父の名前の一文字が、自分の名前である。そんな父とは、昔から性格が合わず、顔を見合すたびに喧嘩が過ぎなかった。
嫌いな訳でもないのだが、何故か馬があわない。頑固で分からず屋で、人の言う事は聞かず、勉強の出来ない人間の事を認めない父だ。自分は、そんな父に反発するような道を選んできた。
でも、僕はいつもどこかで父を目標として仕事をしているような気がします。
父には、ほんと昔からろくに親孝行もしていないし、逆に迷惑ばかりかけている。昔から、言葉少ない父とはろくに会話もなかった。だから、自分の将来の夢も語った事もないのです。
自分には、叶えたい夢があります。まだまだ夢の途中です。自然の摂理上、父も後何十年も生きれないだろう。
自分は、父にまだまだ認めてもらえていない。
だからこそ、自分の夢を叶えたら、1番最初にそれを見て欲しいのは父なのです。だから、早くその夢を実現したいのです。そんな父の誕生日ですが、実家に行って祝う訳でもないが、神棚に手を合わせ『おめでとう!いつまでも長生きしろよ』と願いました。 『親父、見とけよ!絶対自分の夢を叶えるからな。そして、それを1番に見てくれよ』
