美しい肌ってどんな肌?
と聞かれたら、みなさんは何と答えますか?
シミや毛穴がなくて
ハリと艶があって血色がよくて、、
言い出すとキリがありませんね(汗)
美しい肌には定義があり、
その条件の1つに
肌の肌理(キメ)が整っていること
があります。
色ムラがなく毛穴レスであることも勿論ですが、私はこの肌のキメが整っている。という事もとても大切だと思っています。
健康で美しい素肌の人は肌の肌理(キメ)が整っている。
そもそも肌のキメとは?
肌の肌理(キメ)は皮膚表面の凹凸のこと。
皮膚の表面は均一に平らではなく、無数の細かいくぼみと高まりがあります。
丘のように盛り上がった部分を皮丘、くぼみの部分を皮溝と呼びます。
キメが細かい肌は皮溝の幅が狭く浅く、皮丘も平らで揃っています。見た目は滑らかでツヤがあり、触るとフワフワと柔らかい感触。
一方、皮溝の幅が広く深く皮丘が不揃いになると肌のキメは粗くなります。
この肌のキメは生まれつき持っている肌質によるものも大きいです。
乾燥肌の方はキメが細かくオイリー肌の方や男性はキメが粗い傾向にある
ですが日常生活における毎日のケア次第で良くも悪くも変えることができます。
日々何人もの方のあらゆる肌を見てきて思うのが、
肌のキメ自体がなくなってしまっている人がとても多いということ。
キメがない肌は外からの刺激に弱く、肌を保護する働きが弱いためトラブルを引き起こしやすくなります。
また水分を保持する機能も弱っているため、一見表面はツヤツヤしているように見えて水分量は少なくみずみずしさがありません。
キメのない肌は凹凸がなく、ビニールを貼り付けたような人工的な肌に見えることからビニール肌とも呼ばれたりします。
ビニール肌の人って美容が好きな方にも意外と多くて、特に40〜50代以上の方に多い気がします。
摩擦のかかるケアを長年やり続けていた方や、ピーリングやレーザーが大好きで過度にやり過ぎてしまっている方など。。
肌のキメは日々のケアにおける過剰な摩擦や過度のピーリングなどによって簡単に無くなってしまうものです。
無くすのは簡単。擦って削り取っていけばいいのだから。
でも無くなってしまったそのキメを取り戻すのはその何倍もの時間が必要なんです。
過剰なケアをやめスキンケアの方法やアイテムの見直し。
ターンオーバーを正常化させ、潤いと厚みのある肌本来の状態にゆっくりと育んでいかなければなりません。
ビニール肌は一見ツヤツヤして綺麗に見えるので、周りからも褒められたりするし自分自身では気づいていない方も多いです。
洗顔後すぐ、何もつけない状態でつっぱっているのに肌がツヤツヤしている方は要注意。
何事もやり過ぎは厳禁ですね