母への… | 椛田千里オフィシャルブログ「千里の道も一歩から」Powered by Ameba

母への…

書けない時こそ書いてみる

ご無沙汰してます看板持ち
主婦の味方シンガー千里です🎙

母が倒れる1週間ほど前に読んだのがコチラ


『母というものは車の中で泣くのだな』

と読み終え、閉じたばかりだった。


私が本を読むなんて5億年はない事だが真顔

何故このタイミングで?って

まぁそれは置いておこう。


母は一言で言うと「綺麗で優しくて変わってる」

一言では言えないw

離れて住む私に連絡してくる事もほぼないが

毎回綺麗な字の手紙を添えて

手作りのジャムやパンを送ってきてくれた。


宗教こそ嫌うが

真っ直ぐで案外ピュアなので

ハマるものが多く

もう占い師と言って良いほど

九星気学に詳しかったり

唐突にLINEに送られてくる動画は

陰謀論だったり、ワクチン接種反対!だったり

マックのナゲットには

マイクロチップが入ってるとか

空に飛行機雲が出ている時は

外に出ない方がいいとか

のっとられに抗うわりに

「LINE」を使っていたり

あべこべに感じる部分も

全て含め


私的には頼もしかった。


何が真実かなんてわからないのだから。


信じるふりもずっとしたかったし

母と話す事が楽しかった。


UFOを呼んでみたり

ムーンウォークが出来るようになってたり

絵を描くのも、歌を歌うのも

料理も上手くて


母の事を尊敬しているし

いつも大好きで

会いたくて

泣いてた。


母に伝えたことはなかったけど

私はホームシックによくなってた。

なのに

早く家を出てしまいたかったし

親の傍にいてあげなきゃなんて

思った事がなかった。

薄情だと思われても

私は決めたら聞かないタイプで

自分自身も周りもそれをわかっていて

強く言われたことがなかった。

自分が後悔するようには生きたくなかった。


もっと自由でいいやん。

なんで自由にできないの。


そしてそれが出来ていたのは


妹がいてくれたから。


妹も母のように優しく

からまわりするタイプだ。


やりたい事やできる事が

私なんかより沢山あるはずなのに


「自由」に苦しんでいるかもしれない。


母が倒れる前に色んな所へ

連れ出してくれていた。


私はつねにそこにはいなかったけど。

いつも、母も妹も

「またちーちゃんも一緒に行けるといいね」

って言ってくれていた。


私が音楽を続ける限り

それが実現する事はないって

どこかでわかってた。


母は今まだ昏睡のままで…


母への質問は100どころか

1つもできなかった。


家族で話して

延命措置を取らないことにしたので


覚悟をしながら過ごしてる


面会できるのが週に2回なので


行けない日は

何をしていても違う気がして


なんかその日が来るのを

待っているような気がして


ものすごく


嫌だ。


だけど、父は洗濯も料理もできるし

妹もキツイ中でも生きようとしている


心配しないで

大丈夫だからね。


そのまま眠ったらいいよ。


ありがとうね。

いつも、ありがとう。