ブログへのご訪問ありがとうございます
って、誰だと思いますか？
答えは・・・
フランス出身の作曲家
セシル・シャミナードです！
モーツァルトやベートーヴェンのように
世界中で知られている作曲家ではありませんが、
逆に知られていないのが不思議なくらい、
素晴らしい功績を残した作曲家です。
シャミナードは
男性優位な時代の音楽界で、
初めて作曲家として経済的に自立した女性
といわれています。
今日の記事では、
セシル・シャミナードの人生と、
シャミナードが残した
煌びやで素敵な音楽をご紹介します
シャミナードの幼少期
セシル・シャミナードは、
1900年前後に大活躍した作曲家であり、
ピアニストです。
自宅でサロンコンサートを開催するような、
裕福な家庭に生まれ育ったセシル・シャミナード。
セシル家は、近所に暮らしていた
ジョルジュ・ビゼーと親交がありました。
ビゼーといえば、
オペラ「カルメン」などで有名な作曲家で、
皆さんもどこかで聴いたことがあると思います。
幼い頃から作曲を試みていたシャミナードは、８歳の時に自分の曲をピアノで演奏し、
ビゼーに聴いてもらいました。
ビゼーは「小さなモーツァルトだ！」と
彼女の作曲の才能に驚いたそうです。
シャミナードが女性作曲家としての地位を築くことができた3つの理由
シャミナードがなぜ、女性作曲家としての
確固たる地位を確立できたのか？というと、
３つの理由があります。
①当時活躍していたビゼーが、
シャミナードの作曲の師匠として尽力したこと
②ビゼーと同じ頃に活躍していた男性作曲家 グノー、マスネ、サン=サーンスらも
シャミナードを高く評価していたこと
③音楽の構築性より叙情性を重視した
優雅で繊細な作風が、
ピアノを趣味にしていた女性達の間で大ヒット！
出版した楽譜が飛ぶように売れたこと
このように、男性優位だった音楽界で、
男性作曲家から高く評価されたことと、
女性から絶大に愛される音楽・作風だったことが、
シャミナードが女性作曲家としての地位を
築いた最初の人となった理由なのです。
シャミナードの絶大な人気と活躍
シャミナードが活躍した当時は、
イギリスの香水会社から「シャミナード」
という名の石鹸を発売されるほど、
大人気作曲家でした。
シャミナードはピアニストとしても活躍し、
1894年にはヴィクトリア女王に、
1908年にはホワイトハウスで
ルーズヴェルトに御前演奏を行いました。
現在シャミナードが有名でない理由
1900年前後に大人気だったシャミナード。
なぜ今現在ではあまり知られていないのでしょうか？
はっきりした理由は分かりませんが、
シャミナードは晩年、オカルトに熱中し、
音楽活動が疎かになっていました。
また、無理なダイエットで骨粗鬆症になり
歩けなくなり、社会情勢の悪化も重なり、
隠居するうちに他の作曲家が活躍し、
忘れ去られてしまったのではないか…
と推測されます。
しかしながら、没後はフルートの作品が
再注目され、多くのフルート奏者によって
演奏されるようになりました
こちらの動画では、
シャミナード作曲「バレエの調べ」を
お聴きいただけます
(コンサートでのライブ映像です)
一度聴いたら思わず口ずさみたくなる、
明るい気分になれる素敵な曲です
また、「月の光」などで有名なドビュッシーと
シャミナードの関係性も解説しています。
実は２人は不仲だったとか…
シャミナードの知られざる人生と、
とても魅力的な音楽は、
動画にてお楽しみください
動画内の内容に訂正があります
シャミナードの師であるビゼーの代表作を
「愛の挨拶」とご紹介していますが、
正しくは「カルメン」がビゼーの代表作です。
「愛の挨拶」はエルガー作曲です。
Twitterではエルガーについての投稿をしていて、
無意識に情報がごちゃ混ぜになってしまいました
動画内の肖像画も、ビゼーではなく
エルガーになってしまっています。(1分5秒〜)
YouTubeはブログのように
修正投稿できないのが辛いですね
動画にはコメントをいただいていて、
いただいたメッセージは残したいので、
消さずにブログや動画概要欄・固定コメントで訂正します。
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