なかなか話が通じないね。。。


昔ね、先輩の講師と、後輩の僕で

楽器店の弦楽器フェアとかで、講師演奏会があって、


まぁ、第一線で活躍されるギターの先生や

第一人者とか、コンクール優勝者とかね、


我々はそんな偉い講師じゃないし、広島県の福山って所でしたけど、

田舎のギターの先生って感じなので、


全然下手だしね。


まぁ、基本的にはアマチュアならアマチュア程

練習も打ち合わせも、念入りにします。


プロのギタリストはあんまり打ち合わせはしないみたいね。


福田と言うギターの先生も言ってましたね


ウルグアイにフェルナンデスというお友達がいるらしく、

携帯のメールで「おい、この曲やろうぜ」

この一言で打ち合わせは完了。


後は相手がウルグアイから来日したら、

いきなり本番。


確かに、

この福田先生はオスカー.ギリアと二重奏していた時に、舞台の上で、本番中に

「1弦の音を弾いて下さい、調弦するので。」


それを英語で言っても、ギリアは英語は分からない


イタリア語で言うと


ギリアはイタリア語は分からない


フランス語で言うとギリアはフランス語は分からない


トドメに業を煮やした福田先生は日本語で

「1弦だってば」


といって、ギリアのギターに手を伸ばして、

自力で相手の1弦を弾いて、自分の調弦をしましたが、



なに、あの人達って

打ち合わせの言語自体が決まってないの?

(・_・?)


演奏自体は素晴らしかったのですけどね。


しかし、田舎の講師は念入りに打ち合わせをします。


「ソルをやろうぜ、この曲がいいじゃないかい?」


相手が「やったー、ソルが出来る~」


一見して打ち合わせが出来てる様に見えますよね?



で、合奏の練習になると、ソルの予定で練習してたのが、カルリを練習して、相手はカルリの楽譜を突きつけて来るのです。



まぁ、些細な言葉の入れ違いですかね?


相手がカルリを持ってきたならば、カルリを弾けば良いだけよね?


しかし、一ヶ月に一度演奏会があるのだが、

僕は毎月弾いてましたね。


んー、特に曲数とか分数とかは決まってないが、

取り敢えず3曲は弾いてましたね。


リュート組曲の2番のフーガの時は1曲だったかな?!

エルガーの愛の挨拶とかも1曲だったかな?!

リュート組曲は長いからー。。。


エルガーは短いが、3日ぐらいしか練習してなかったからね。

初見から3日。。。。


大変っちゃ( ̄□ ̄;)!!


何はともあれ一年に演奏会は12回ぐらい?

1回が3曲なら36曲は人前で弾いてたのかな?


いや、レパートリーは多いように見えるのかも知れないが、暗譜してる曲は無いですねぇ。


とにかく弾ける曲がないよ。


先輩の講師と一緒に演奏会やるはめになり、


そもそも、その人苦手だから、二重奏やろうとか電子メールが来ても、丁重に断ってるのだが、


こちら側のメールを見てるとは思えない内容のメールが次々届いて

二重奏やろうだとか、本番でもない限りは曲が弾けないとか、


なに、本番が無いと曲自体に取りかからないの?


演奏する時に相手がいる。


これは大切なのはわかる。


自分の次の音への予測と、聴いてくれる人の予測が噛み合った瞬間に

演奏者の記憶はより一層強くなる


この強い記憶を演奏力とは言うのかとは思うが、


聴かせるためにやるのかい?


まぁ、音楽のスタンスは人それぞれよね。


結局その先輩とやるはめになり、本番前の打ち合わせで会話が成立しない。


違う曲を持ってきたり?

まぁ、その曲、練習しようか。


曲順を決めるのも会話が成立しない

まぁ、相手が気に入る曲順にしようか。


自分の思うようにいかないと腹が立つ方なのだからね。


「独奏曲のレパートリーは何曲ぐらいある?」


と、聞かれたので、素直に


「ありませんよ」


そう言っても「じゃあ、20曲ぐらいあるってことじゃな?」


会話なのか?(・_・?)


本番中にも、その先輩が、

「では、今から彼はタレガのラグリマを弾きます」


はぁ😞💨?

打ち合わせに無い話やぞ?


「で、先生、楽譜はどこですか?」


そう聞くと「え?楽譜いるの?」


当たり前だろうが( ̄□ ̄;)!!

先輩は一年あったら3~4曲しかやらねぇだろうが!


こっちは一年あったら200曲ぐらいやるんぞ!


ちょこちょこ1曲とか、ラグリマとか覚えてる訳ねーだろ。


会話が成立しないのは、やはり、アンサンブルや演奏会では不利ですね。


んー、そこまで、会話が出来ない人は珍しいのかも知れませんけどね。