先日、8日間ほどタイにあるチェンマイに行ってきました。
目的は内臓デトックスマッサージを学ぶことなのですが。
最初の2日間はスクールがない自由時間なので、
チェンマイをあちこち満喫。
最初はエレファントライディングについて書こうかな。
羽田空港から滞りなくチェンマイへ到着。
どのタクシーを使えばいいのかわからず、困ってしまったので
タイに恐らく住んでいるのだろう日本人夫婦に助けを借りて、
なんとかタクシーに乗り込む。
とても親切なご夫婦で本当に助かったのです。
ありがとうございました!
タクシーの運転手はミミといい、やたらとノリがいい。
私もついつい負けじと応戦してしまう。この感じどこかで。。
そうだ、グアムでスカイダイビングした時のインストラクター、ヒロシだ。
どこに行っても同じような展開になるのはもはや私の責任か。
象に乗りたいけどノープランだという話をしたら、
それなら今から行けばいいじゃないか、と、ミミのお姉さんのタクシーを用意してくれた。
これは確実にボラれるのではないかと思ったが、
ホテルに行ってからツアーデスク行って、手配して、となると時間の無駄だと判断し、
この話に乗っかることにした。
ミミは英語が話せるが、お姉さんは英語が全くだめらしい。
タイ語は「こんにちは」と「ありがとう」と「気持ちがいい」と「美味しい」しか
知らない私とお姉さんでは会話が出来ず、お互い顔を見合わせてはニヤッと笑う
アイコンタクトで全ての行程を乗り切るという荒技。
それはそれで何とかなるからすごいよね。
初めて降り立つチェンマイの風景を目で追いながら、
バンコクとはまた違った雰囲気を感じ取る。
かなり山を登ること40分。
いよいよ目的地のメーサーエレファントキャンプに到着。
この女の子は知り合いではないのだけど、一緒に写ってくれた。
お姉さんは、
「行っておいで、私は車を置いてくるから」と、私を先に降ろし、どこかに行ってしまった。
荷物は貴重品以外全て車の中。
ぽつんと残された私は、これでお姉さんがトンズラしたらどうするのかしら、
とぼんやり思いながら、まぁなんとかなるか、とチケットを買い、中に入る。
ここが牡羊座O型のなせる技か。
キャンプ内に入ると早々にこれからショーを行う象さん達が水浴びナウ。
すごいんですよ、横に転がって水浴びするんですよ、象さんが。いやぁ圧巻。
ショーが行われる場所にはそれはもうすごい人。
もちろん観光客が大半を占めているが、バンコクと違うのは
日本人よりも欧米人が多い印象なこと。バンコクは日本人だらけだったからね。
象さん達がゆっくり登場してきたと思ったら、次から次へといろんな技を見せてくれる。
鼻でハーモニカ吹いたり、象使いの帽子を取り上げてまたかぶせたり、
サッカーしたり、絵を描いたり。
観客はもう大興奮で、一体感半端なしで盛り上がってました。
私も大喜びで拍手してたら前方150m先ぐらいにお姉さん発見!!
あぁやっぱりついて来てくれたのね、ありがとうー!
エレファントライディングの時間になったので、いよいよ象さんに乗ることに。
象さんに括り付けられた木の椅子に恐る恐る腰かけると、背中が大きく揺れる。
象使いさんは巧みに象と会話しながら前に進んでいく。
お姉さんに手を振って、30分間のエレファントライディング。
象使いのおじさんはとても優しく、途中で象から降りて写真を撮ってくれたりもする。
登りよりも下りの方がはるかにからだのコントロールが大変。
椅子からずり落ちそうになるからだを、お腹の力を使って
うまくセーフティバーにからだを乗せる。こういう時に、
日頃からだを作っておいてよかった、と感じるよね。
エレファントキャンプの象使いさん達はだいたいこのキャンプの中に住んでいるらしい。
道のりの中に彼らの住居も含まれていて、母は洗濯をし、子供は駆け回るという
絵に書いたような風景があった。
世界にはいろんな暮らし、生活があるのだ、としみじみ感じ入る。
あっという間の30分を経て、
お腹がペコペコの私は大好きなバーミナムという、ラーメンみたいなタイのヌードルをいただく。
これこれ、この味。やっぱり大好き。
いきなりな急展開でここまで来たけど、躊躇せず来てしまって良かった。
今思い出しても、エレファントキャンプの風景や、
象さんの背中で揺られた感覚がからだの深部まで染み込んでいる感じがする。
帰りはお姉さんが無事に今回滞在するゲストハウスまで連れて行ってくれた。
すばらしき体験をありがとう、ミミ、そしてお姉さん。
チェンマイ滞在中に道端で会えたりするかしらね。