本を読んだ。
自分と向き合った。
ノートにも書いた。
ジャーナリングもした。
人に相談したこともある。
新しいことだって、いろいろやってみた。
それでも、
「結局、わたしってこうなんだよな」
「今まで散々いろんなことをしてきたのに、
結局、何も変われなかった」
と思う。
・・・・・・
もしそんな話を聞いたら、
わたしは
「それ、ほんと?」
と思います。
「そんなことないですよ。
あなたはちゃんと変わってます!」
と言いたいわけではありません。
本当に、変えたかったことは
変わらなかったのかもしれない。
続けたかったのに、
続かなかったのかもしれない。
何度やっても、
同じところに戻ってきたのかもしれない。
でも、
「何も変わらなかった」
は、本当だろうか。
その答え、
今、決めちゃって良いのかな?
■ 「たとえばどんなことですか?」
たとえば、
「わたし、何をやっても続かないんです」
と言われたとします。
そうしたらわたしは、
「たとえばどんなことですか?」
と聞くかもしれません。
資格の勉強を始めたけど、半年でやめた。
運動も一年でやめた。
副業も続かなかった。
なるほど。
確かに、
途中でやめたことはいくつもある。
でも、よく聞いたら、
その「続かなかった副業」は、
3年やっていたかもしれない。
そうしたら、
「……それ、3年続けてますよね」
って言いたくなると思います。
むしろ言います(笑)
だからといって、
「あなたは本当は継続できる人なんです!」
と、新しい答えを渡したいわけでもありません。
半年でやめたこともある。
一年でやめたこともある。
3年続いたこともある。
だったら、
「わたしは何をやっても続かない」
だけではない見方も、
できるかもしれない。
あるいは、
いろいろ話した結果、
「いや、やっぱりわたしは
続けるのが苦手だと思う」
となるかもしれない。
それでもいいんです。
大事なのは、
ポジティブな答えに変えることではなくて、
自分について出している答えを、
実際にあったことと一緒に
もう一度眺めてみること。
そんな時間をつくることにしました。
新しいメニュー、
「Your Entrance」
です。
■ 90分、あなたの話を聞きます
Your Entranceでやることは、
とてもシンプルです。
90分、1対1で話します。
これまでどんなことがあったのか。
今、何を思っているのか。
これからどうしたいのか。
話したいところから、
話せる範囲で話してください。
順番にきれいに説明しなくても大丈夫です。
話があっちへ行ったり、
こっちへ行ったりしても大丈夫。
わたし自身、よく脱線します。
そして、
本人はさらっと通り過ぎたことばなのに、
「それ、さっきの話と
つながってません?」
と思ったり、
「そこ、もう少し聞いてもいいですか?」
と思ったりすることがあります。
わたしは、
その人がどんな経験を経て、
今のその人になったのか。
それを聞くのが、
尋常ではなく好きです。
だから、
「わたしって、こういう人なんです」
という話が出てきたら、
その自己分析だけで
「なるほど、そういう人なんですね」
では、たぶん終わりません。
……終わるかもしれませんが。
「そう思うようになったのって、
何かありました?」
「たとえば、どんなことがありました?」
と聞くかもしれません。
あなたの自己分析が
間違っていると証明したいわけではありません。
その通りかもしれない。
ちょっと違うかもしれない。
昔はそうだったけれど、
今は少し違うかもしれない。
話してみないと、
わたしにもわかりません。
■ 「なんでそうなったんだろう」が気になる
たとえば、
電車に乗っているとき。
カフェで、
おいしいコーヒーとケーキを味わっているとき。
近くの席にいる人の話が
ふと耳に入ってくることがあります。
もちろん、
いつも他人の話を分析しているわけではありません。
でも、
なぜか引っかかることばがあると、
「この人、
この考え方をするようになるまでに
どんな経験をしてきたのかなあ」
と考えていることがあります。
「この考え方だと、
生きづらいこともあるだろうなあ」
と、勝手に思うこともあります。
え?
わたし?
わたしも十分、
生きづらい中身をしていますよ。
残念なことに。
(↑全然残念そうじゃない)
とはいえ、
カフェでたまたま居合わせただけの人に、
「ところで、
あなたがそう考えるようになった経緯を
詳しく教えていただけますか」
とは聞けません。
なので、
おおかた答えはわかりません。
その場では、
ただ想像するだけです。
でも、
目の前に本人がいて、
その人の話を聞いているときは、
気になったことを
聞いてみることができます。
「それって、
何かきっかけがあったんですか?」
とか。
「さっきの話と、
今の話ってつながってます?」
とか。
そこで、
「いや、全然違います」
と言われることもあるでしょう。
それなら、
「あ、違いましたか」
でいいんです。
わたしが思いついたことは、
あくまでわたしの見立てです。
かなり
「これかもしれない」
と思うことがあっても、
それがその人にとっての事実かどうかは、
別の話です。
見立てはする。
でも、
見立てを事実にはしない。
そのうえで、
「じゃあ、どういうことなんだろう」
と、また話を聞く。
たぶんわたしは、
人そのものを分析したいというより、
何かが引っかかったときに、
「なんで?」
「どうしてこうなったんだろう?」
と、
その奥を辿りたくなるんだと思います。
振り返ると、
仕事でも、
似たようなことをしてきました。
以前、
ロードサービスのコールセンターで働いていたときは、
電話で聞いた限られた情報から、
「今、どこで、何が起きているのか」
を頭の中で組み立てながら、
必要な手配をしていました。
その後は、
オペレーターが残した短い記録から
状況を読み取り、
クライアントのシステムへ
情報を引き継ぐ仕事にも携わりました。
記録だけでは状況がわかりにくいときには、
断片的な情報から
「たぶん、
こういうことが起きていたんだろう」
と状況を組み立てて、
どう入力すればいいのかを
スタッフに伝えることもありました。
2015年からは、
オンライン秘書・オンライン事務局として
仕事をしています。
文字だけのやりとりの中で、
「もしかして、
今こういう状況なのかな」
と考えることも、
たくさんありました。
そして、
講座やセッションを提供する人の
裏側を支えながら、
そこに参加する人たちのことも、
文字越しにたくさん見てきました。
決して安くないお金を払って、
「今度こそ変わりたい」
と申し込む。
でも、
高いお金を払ったからといって、
人が必ず変わるわけではありません。
途中でやめた人もいました。
最後まで走れなかった人もいました。
「もったいないな」
と思ったこともあります。
一方で、
そのサービスでは
わかりやすい結果が出なかったとしても、
そこで知った人やものが、
何年か経って、
別のところにつながっていく。
そんな様子を見ることもありました。
わたし自身にも、
そのときは
何にもならなかったと思っていたことが、
何年も経ってから
芽を出した経験があります。
経験したときと、
その経験が
何かになるときは、
同じとは限らないようです。
だからわたしは、
誰かの
「変われなかった」
ということばを聞いたとき、
それをその人の人生の
最終的な答えとして扱いたくないのだと思います。
本当に変わらなかったのかもしれない。
でも、
まだ見えていないものが
あるのかもしれない。
それは、
話を聞いてみないと
わかりません。
■ 答えを出すための90分ではありません
Your Entranceでは、
目標設定はしません。
行動計画も作りません。
「今日からこれをやりましょう!」
も、基本的にはやりません。
行動計画をつくったり、
そういうことが必要なときは、
そちらを頼ってください。
わたしは、
あなたの人生の正解を知りません。
「仕事を辞めた方がいいと思いますか?」
と聞かれたら、
わたしなりの意見を
お伝えすることはあるかもしれません。
でも、
それはあくまで、
わたしのいる場所から見た意見です。
最後に決めるのは、
あなたです。
そして、
90分話したからといって、
人生が変わるとも言いません。
スッキリするとも限りません。
むしろ、
「なんかわからなくなりました……」
となる可能性もあります。
どうぞモヤっとしてお帰りください。
今まで、
「わたしはこういう人間だから」
と思っていたことが、
「……ほんとかな?」
になるかもしれない。
反対に、
「いろいろ話したけど、
やっぱりそうだと思う」
になるかもしれない。
どちらでもいいと思っています。
わたしが、
あなたの答えを書き換えるための時間ではありません。
■ わかろうとはする。でも、わかったことにはしない
人の話を聞いていて、
「わかるううう」
と思うことがあります。
実際、言います。
でも、
相手のことを100%理解できた、
とは思っていません。
似た経験をしていても、
同じ経験ではないからです。
育ってきた場所も、
出会った人も、
そのとき何を感じたのかも違う。
だから、
自分の経験を重ねて、
「あなたもきっとこうだったんですね」
と、わかったことにはしたくありません。
なぜなら、わたし自身が
わかろうとはする。
でも、
わかったことにはしない。
そして、
背景を知ることと、
すべてを肯定することも別だと思っています。
過去の自分について話して、
「なぜあのとき、
あんなことをしたんだろう」
と思うこともあるでしょう。
背景を見ていった結果、
「そうか。
だからあのときのわたしは……」
と思うかもしれない。
それでも、
「あの選択は嫌だったな」
と思ったっていい。
無理に許さなくてもいいし、
「すべて必要な経験でした」
と、美談にしなくてもいい。
あなたの話を、
わたしの知っている物語に
当てはめないこと。
これは、
Your Entranceで大切にしたいことのひとつです。
■ こんな人に
たとえば、
・自分について、もう何度も考えてきた
・自己分析やジャーナリングをしてきたけれど、同じところに戻ってくる
・「わたしはこういう人」と思っていることがある
・いろいろやってきたのに「何も変われなかった」と感じている
・人生の一区切りで、一度これまでのことを話してみたい
・何か重大な悩みがあるわけではないけれど、自分の話をしてみたい
・誰かに答えを出してほしいわけではない
・一度、さあやとちゃんと話してみたい
そんなときに、
使ってもらえたらと思っています。
逆に、
「正解を教えてほしい」
「具体的な行動計画を作ってほしい」
「90分で悩みを解決してほしい」
という場合は、
Your Entranceは
あまり向いていません。
■ 後日、メッセージをお届けします
90分の対話が終わったあと、
お話の内容を振り返ります。
あのことばが気になるな、とか。
あの話とあの話、
離れているようで、
どこかつながっている気がするな、とか。
なぜかわからないけれど、
あの話が残っているな、とか。
そうやって、
わたしの中に残ったものから、
あなたにひとつ、
ことばを書きます。
長いレポートではありません。
分析結果でもありません。
あなたがどういう人なのかを
まとめたものでもありません。
ポストカード一枚に収まるくらいの、
ことばだけ。
万年筆で書いて、
封をして、
後日、郵送します。
意味の解説はしません。
どう受け取るかは、
あなたにお任せします。
しっくりくることもあれば
寝かせてもどうにもならん!
そんなことも、あると思います。
それも含めて、
どう受け取るかはお任せします。
■ わたしも途中です
わたし自身も、
変えたいのに変えられないことがあります。
続けたいのに、
続かなかったこともたくさんあります。
完全無欠な人間が、
あなたを正しい場所へ
連れていくサービスではありません。
わたしもまだ、
自分について
わからないことがあります。
その状態のまま、
一人の人間として、
90分だけ、
聞き手を引き受けます。
Your Entranceは、
あなたを別の誰かに変えるための
入口ではありません。
今ここにいるあなたが、
ここまで何をして、
何を選んで、
何を考えてきたのか。
それを一緒に眺めてみる。
その先で、
扉を開けるのか。
開けないのか。
そもそも、
そこにあるのは別の扉だったと思うのか。
それは、
あなたが決めてください。
わたしができるのは、
その扉の前に、
一緒に立つところまでです。
■ Your Entrance
時間:90分
料金:33,000円(税込)
形式:
・オンライン(Zoom)
・対面(東京23区内)
※対面の場合、カフェ等での飲食代は各自ご負担ください。
含まれるもの
・90分の対話
・対話のあとに書く「ことば」一枚(後日郵送)
お申し込みフォームには、
「話してみたいこと・気になっていること」
を書く欄があります。
回答は任意です。
うまくまとめなくても大丈夫です。
今の時点で書けることがあれば、
書ける範囲でお聞かせください。
時間は90分です。
話が盛り上がっても、
「待って、
ここからめちゃくちゃ大事な話なんですけど」
となっても、
基本的に延長はしません。
人生は90分で終わらないので、
続きは、また別の日に。
■ お申し込み
こちらよりお申し込みください
■ 最後に
Your Entranceは、
カウンセリングではありません。
医療行為、心理療法、診断、治療等を
目的としたものでもありません。
お話の内容によって、
わたしが扱える範囲を超えていると判断した場合には、
その話題について深く扱うことをやめたり、
専門機関・専門家へのご相談をおすすめしたりすることがあります。
何かを解決してから来なくて大丈夫です。
うまく話せなくても大丈夫です。
「特に話すことないんですけど」
でも構いません。
そのときは、
そこから始めましょう。
好きな音楽やマンガの話でも、
全然OKです。












