前回紹介の「フライドチキンの恐竜学 食卓の骨には進化のナゾがつまっている 」から、フライドチキンつながり…ということで。
この本は、日本を含め未だ存在する世界の被差別社会を「料理」というキーワードを通して紹介している本です。
なぜここでフライドチキンの話が出てくるかというと…フライドチキンは代表的なソウルフード(=アメリカ黒人社会での食事。起源は黒人奴隷をルーツとする料理)なのだとか。←もちろん、知りませんでした。
ザリガニやナマズ、牛肉など…世界中の被差別社会に赴き、料理を食べに行っている著者の行動力もすごい。
一番驚いたエピソードは、ブルガリアのロマ(=ジプシー)が食べるハリネズミの話。
ハリネズミの調理法も含め、ここの描写はかなりリアルでした^^;
リアルといえば、直接触れてはいけない…という「不可触民」のエピソードが展開されるインドについても、実は色々と考えさせられるエピソードが淡々と書かれています。
そして、色々な地域の被差別社会と料理の紹介の後は、日本の被差別社会の話にも触れられています。
どちらかというと「食」というキーワードが中心に進むので軽く読めてしまいますが、未だ存在する被差別社会という側面がかなり強烈にあぶり出されるので、そういう問題を考えるには良い一冊かも。
<面白かったトリビア的ネタを紹介>
◆ハリネズミの調理法
→ハリネズミの口にゴムホースを突っ込み、そこに空気を送り込んでハリネズミを風船のように膨らませてから背中のトゲをナイフで削り落す。(裸にされたリスみたいになるみたい…)
ちなみにハリネズミには「ブタ顔」と「イヌ顔」があるらしいが、ブタ顔の方が美味しいらしい・・・^^;
サクサク度:★★★★
トリビア度:★★★☆
満足度:★★★★
