あの時のことを | I LOVE 知立ホルモン&牛ざんまい豊田元宮店!

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名鉄知立駅前徒歩3分、名古屋名物味噌とんちゃん屋知立ホルモン、豊田市 炭火焼肉牛ざんまい豊田元宮店を運営するH’BOID株式会社のブログです。イベントや、常連様やスタッフさん紹介、弊社代表取締役渡辺英人の日常も綴っています。

I LOVE ホルモン!

ホルモン&焼肉ファンの皆様、こんにちは。

 

金曜日、土曜日と、

ありがたいご来店が多く、感謝の週末でした。

 

今日は、少しプライベートを。

さて、少し前の9月22日、父の誕生日でした。

最近は、自宅から近い

牛ざんまい豊田へ来てくれることが多いのですが、

この日は、私のいる知立ホルモンへ家族で来てくれました。

 

急いで、ケーキを買いに行き。

食事が済んだ後にケーキを出して、お祝いをしました。

ちょっと前に目の手術をしたためか、

サングラスなどしておりましたが、

久しぶりに家族全員と会いました。

正月くらいしか会わないので。

でも、この年くらいになってきて、

もし、親が10年しか生きないとすると、

あと10回しか会わない事になる。

そういう事を考えると、何に時間を使っていかないといけないか、と

考えさせられます。

 

子供の頃は、本当に厳しい父で、

良い思い出は、ほぼ、ないですが(笑)、

この歳になってくると、

人生初めての父親役をやるとして、

一生懸命、真摯に、

私たち(弟)息子へ向かってくれたのではないか、と

思う事もあります。

 

ふと、思い出す事は、

小さい頃、おそらく、2歳とかそのくらいだと思いますが、

私は両親と離れて隣の部屋で一人で寝ていて。

もちろん子供ですので早く寝てしまうのですが、

暗い部屋に時々、一筋の細長い光が入ってきて、

私がそちらへ目を開けてそちらへ顔を向けると

パタンと音がしてまた、真っ暗になる。

隣の部屋の明かりが逆光になっているので、

誰かは分からないのですが、

誰かがふすまを開けてこちらを覗いていた。

そんな映像が脳裏によみがえります。

 

たぶん、仕事を終えて帰って来た父が私の寝ている姿を、

ふすまを開けて覗いていたのだろうと。

明かりに目を覚ましそうになったのに気が付いて、

慌ててふすまを閉めた。

 

それを思うと、普段厳しい顔で、

叱られて、殴られて、怒られていた記憶と共に、

本当の親の想いを感じるような気もしています。

 

今、姪っ子(弟の子、娘)に対する姿を見ると、

あの頃の怖いのは何だったのかと思う事もありますが。

 

「親思う心に勝る親心」

吉田松陰の言葉ですね。

 

先月読んだ、

坂村真民さんの詩集「念ずれば花開く」に載っていた詩です。

「あの時のことを」


あの時のことを
お互い忘れまい
ふたりが
かたく誓いあったときのことを
ふかく喜びあったときのことを
おもいあがったときは
いつも思い出そう
初めて父となり
初めて母となった
あの日の嬉し涙を
お互い
古くなってゆく袋に
新しいものを
入れなおそう
おのれを失ったときに
いつも語りあおう
慰めあい悲しみあい
苦しみあい
二人ですごしてきた
数々の日のことを

 

お父さん、お誕生日おめでとう。

少しでも親孝行できるように、長生きして下さい。

 

「お帰りなさい」

今日もあなたのお帰りをお待ちしております。