経絡のつながりで患部へ響くツボを探し、効果があった症例①
肩こりと背中の張りなどの症状で月に一度来院する患者さん。
最近ふくらはぎがつるとの訴え。
あん摩を行いながら場所を聞くと、飛揚から跗陽の辺りであった。
飛揚と跗陽は膀胱経なので腎の弱りと考えた。
側臥位で志室を持続圧するといつもつる場所に響きますとの事。
志室の母指持続圧と腰椎2/3椎間関節に逆捻転を行った。
距腿関節の背屈と凸滑り法も行った。
合わせて15分程手技を行うと、ふくらはぎへの響きは無くなった。
一ヶ月後に様子を伺うと、一週間ほどは調子が良かったが、少しずつつりそうな感覚が強くなってきているとの事。
濃い味付けが好きな方なので、塩分を控えるように伝え、今後も継続して施術を行う事にした。