主役になれた娘 | chiryokyo

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2017年1月甲状腺乳頭癌で亜全摘手術。2020年12月再発の為、残存甲状腺全摘+ヨード治療2回行いましたが鎖骨裏のリンパに残ってます。
2024年5月難治性喘息(非アトピー性)と診断。今は喘息の方が大変です。

今日バスケ部の試合がありました。

3年は最後の試合です。1年の時に左前十字靭帯を切り3年のインターハイはスタメンになれず、やっと今回の大会でスタメンになれそうでした。しかし7月末に今度は右前十字靭帯を切ってしまい、娘のバスケ人生は終わりました😫

手術をしなければならないですが、靭帯が切れていても歩けるし、軽いランニングも出来ます。

「もしかしたら点差がついていればほんの少しの時間だけでもコートに出してくれるかもしれない」にかけて手術はこの試合の後にしました。

でも出してくれる保証はありません。ただ手術をするとしばらく松葉杖で身動きが取れず逆に他の部員に迷惑をかけてしまう・出れなくてもマネージャーの仕事をしてサポートをしたいと本人の強い気持ちがありました。


そして今日、娘が出ても大丈夫な位点差が開いた時、顧問が「(娘)行ってこい!」と選手交代。

軽く足を引きずりながらコートに向かいました。

ボールの中心でプレーをする事は出来ないので、娘だけ3ポイントシュートを狙う為ゴールのそばで待機。顧問も気をきかせてくれてメンバーをオール3年生にしてくれました。みんな何とか1球でも多く娘にボールを渡そうと一生懸命パスを回してくれました。右足で踏ん張ることが出来ないので何回か外してしまいましたが、コート内・ベンチ・保護者・その他観客みんなが娘のシュートを見守ってくれました。

そしてついに3ポイントシュートが入りました😭

ベンチの後輩達も総立ちで喜んでくれました。

顧問も大きなガッツポーズと拍手👏

保護者も娘の名前を連呼して喜んでくれました。

見ず知らずの観客も拍手して喜んでくれました。

まだ試合中なのに娘はじめ部員達が泣いていました😭

娘がコート内にいる時は、ドラマの撮影をしているかのように娘が主役でした。

2度も靭帯を切って、本当に言葉にならない程の悔しさだったと思います。

それでも出来る練習をしてマネージャーをしている時の方が多かったけど、最後の試合で主役になれたことが本当に嬉しかったです。

コートに入れたのはほんの数分だったけど、娘は「過去イチ楽しかった」ととても喜んでいました。

コートに立たせてくれた顧問、1球でも多くボールを回そうとしてくれたメンバー、泣いて喜んでくれた後輩、何度も娘の名前を読んで喜んでくれた保護者、一緒に喜んでくれた観客の皆さん、娘に為に、こんな温かい機会を作って下さり、本当にありがとうございました😭