もし余命宣告されたら? | chiryokyo

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2017年1月甲状腺乳頭癌で亜全摘手術。2020年12月再発の為、残存甲状腺全摘+ヨード治療2回行いましたが鎖骨裏のリンパに残ってます。
2024年5月難治性喘息(非アトピー性)と診断。今は喘息の方が大変です。

私はケアマネをしています。

初回手術の時はまだ介護士でしたが、その時は手術すれば治るとかまさか自分がこんなに早く再発して2回目の手術やアイソトープをするなんて全く思っても見ませんでした。

ケアマネになってまだ自分が再発する前に何人か癌末の方を受け持ちましたが、その時も全く自分と重なる思いはなく1人の利用者様として対応させて頂きました。

そして最近、肺癌から脳転移した余命2〜3ヶ月の方を受け持つ事になりました。

その方はまだ70代前半で認知もなく、主治医からきちんと病状を聞き余命宣告されました。

脳転移の影響で日に日に状態が悪化しています。


もし私が余命宣告されたら?


再発がわかってから「延命治療はしたくないな」とか「受け入れるしかない」「死ぬのは怖くない」「あがいてもしょうがない」とか簡単に思ってました。

でも本当にそうかな?


余命宣告を受け、日に日に状態が悪化するのを感じながら、そんな割り切った事を言って、最期を迎えられるのかな?


本当に余命宣告されてないから実際の事はわからずまた簡単に思ってるかもしれませんが、今の私は、「死にたくない」「怖い」と思うと思います。


死を間近に迎えようとされてる方に接するのも前以上に切なくて怖いです。

病名も症状も違うけど、自分を見ているようで。


この肺癌の方は私達がサービスの調整で話をすると「正月は俺はいないからな」とか笑って言います。

今の私は少しはこの方の気持ちがわかるので、何て返事をして良いかわからないです。

「頑張って下さい」とか「そんな事ないですよ」とか、とても言えません。


と言ってもお仕事なので、ご縁があって関わらせて頂いてるので、精一杯務めさせて頂きます。


再発しなければ、人生観や死について考えなかったと思います。