この作者の作品は結構読んでるので
今回も買ってみました

超簡単なあらすじいきます

(毎度ながらちょっと違ってたらスイマセン
)

主人公はごく平凡な中学生、亀川洋平(かめかわ ようへい)君。
幼なじみの女の子、三谷結衣(みたに ゆい)ちゃんの事が気になっている。
で、もう一人幼なじみの男の子、室田 慧(むろた けい)君はカッコ良くてスポーツ万能。
ある日、一緒に彗君と帰っていたら、好きな人はいるのか聞かれる。
洋平は、結衣の事が頭を過ぎるが誰が好きとは言わなかった。
慧は洋平に、オナニーした事があるか?と聞き、良い方法があると伝授。
その夜、洋平は結衣の事を考えながら、慧に教わった方法で初めて射精する。
それからというもの、すっかり腑抜けになってしまった洋平は、ある日カバンを学校に忘れたまま帰っている事に気が付き、カバンを取りに戻る。
ふと校舎裏?に、結衣と慧が2人でいるのを見つける。
結衣は、手紙の返事を聞かせて欲しいと慧に言う。
慧は、どう思うか試しても良いか?と結衣にキスをする。
その様子を見ていた洋平と目が合う慧。
悲しそうな表情を浮かべる慧、走り去る洋平。
この日から洋平は慧を無視するようになり、結衣ともまともに会話が出来なくなる。
そして突然の慧の転校。
そのまま高校生になる。
洋平は結衣と同じ高校、同じクラスになり、結衣と付き合えるように自分を変えようと決意する。
勇気を振り絞り、廊下で結衣に声をかけ、これからは仲良くしようと会話する。
喜んだ直後、廊下に佇む美少女が…。
なんと、幼なじみの慧であった。
〜途中、ちょっと端折ります
〜

戸惑う洋平と結衣だったが、再会の記念にうちでパーティーをしようと誘う慧。
半ば強引に慧の家に連れて来られた二人だった。
飲み物が出され、これからという時に結衣が泣き出す。
カッコ良かったのに、慧くんどうして?…と。
そこで結衣にキスをする慧を怒った洋平が引き離し、今度は洋平にキスをする慧。
抵抗しつつも骨抜きにされる洋平を見て飛び出す結衣。
洋平はフォローしようと結衣を追い、なんだか悔しかったと洋平の胸をこつんこつんと叩く結衣。
て感じです。
結構、ザックリですがこんな感じ

いやまた、めっちゃ面白いじゃん

でも1巻はちょっと先読めちゃった感じもした。
慧君は今のところ、同性愛者なのか何なのかが、よく分かりません。
男はやめたけど、女になりたい訳じゃない、と言ってましたし。
何となく読んでて、中学生時代、実は慧は洋平のこと好きなんじゃないか?って思わせてくるんですよね…。
結衣にキスしたのも、女の子とキスしたら自分がどう感じるのか試したかったからなのでは?と思ったり。
高校で再会した美少女も、直ぐに慧だと分かってしまったので、もう少し謎に包んでくれた方が個人的には楽しめたかな…と

でもこのいうテーマって難しいよね。
慧ってあれかな?
ドラァグクイーンとかに近い感覚なんじゃないかな?と個人的には思います。
女装が好きだけど、女な訳じゃない。てところ似てる。
ちょっと話はそれちゃうけど
この本、だいぶ前に買って持ってるんですけど
凄く赤裸々に自分を表現していて
しかも読み易くて結構面白かった。
性の形にも色んなくくりがあって
まだまだ知らない事沢山あるなって。
自分は偏見を持ちたくないと思ってるけど
実際、自分の友達とか、子供とか、親とか!?
がそうだったらどう思うかな?と想像してみたり。
友達なら、多分変わらず友達でいられる。
でも自分のことを好きって言われたら分からない。
子供なら、子供が幸せだと思う事が親の幸せだと思うから、多分認めて応援してあげられる。
親なら?想像できなかった。
だってもういるから。
父も母も、男と女だから。
このテーマ、とても難しいです

今後どうなるんだろう?
次巻も楽しみに待ってます

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