「じこちゅう」 | 日向の上のくらしごと

日向の上のくらしごと

小さな しあわせ。
小さな よろこび。

お風呂に入った後、何気なく息子と話していたら、


会話の最後に、


「だってね~ じこちゅう じゃないし~」とびっくり発言。




じこちゅう???







聞けば、保育園の女の子たちの会話の中に頻繁に登場する言葉のようです。




へぇ~。そんなこと言うんだな。


すごいなぁ。







「じこちゅう って なんのことだか知ってるの?」

と聞き直したら、



「んー。よくわかんないけどー、悪い人の事!!」












自己中心の じこちゅう。


たしかにあまりいい意味では使われないから、


意味はわかっていなくて、的も得ていないけど、





あながち間違っていません。














「じこちゅう」なんて、ちょっと大人びた言葉が、5歳の口から飛び出ると、どきっとする。



女の子たちも、きっと本当の意味は良くわかっていなくて、



大人が使っている言葉を、よく聞いているんだなと思います。















「自分さえよければそれでいい」

それが、じこちゅう。




なんでも自分を中心に考えて、周囲(他人)に配慮した言動が出来ないこと。





家族なんていなくてもいい


ご飯も、洗濯も、してくれなくていい。

してなんて、別に頼んでない。





友達なんていらない。

周りの人が、どう思おうと、その人の勝手。


自分には関係ない。

恩着せがましいことは嫌い。


好きにすればいい。




今がよければ、

自分がよければそれでいい。






それがじこちゅう。











意味はわからず、その言葉を使いきってはいないだろうけれど、



こどもたちに、


そんな人になってほしくないなと思います。






じこちゅうは、強いようで、


自分で自分を苦しめる




周りの人も苦しめる。








だからそんな人になってほしくない。


そんな人にはなりたくない



なっているなら、直したい。



息子にも、夫にも。


















そんな、深い話に広がるような「じこちゅう」話ではなくて、




本人はただ、かっこいい言葉使っちゃった~
という、にまにました感じだったけど、


子どもはよく見ているし、聞いてる。








言葉遣いも、態度も、



「じこちゅう」にならないように、気をつけなくちゃと感じたひとときでした。