「オルフェーヴル出走回避」

これを知った時、競馬ファンは呆然とした。

昨日は春のグランプリレース、宝塚記念だった。

このレースは「四強対決」と銘打たれ、ファンからの期待も高まり、ここ数年これ程までに盛り上がったレースは無かったのである。

それが本命馬であるオルフェーヴルが肺出血で回避とは…

四強対決を見るのは幻となってしまった。
だが、オルフェーヴルにはまだ夢の続きがあるのだ。

世界最高峰のレース、「凱旋門賞」制覇。

このレースを勝つ事は日本のホースマン、ファンの夢であり挑戦し続けている。
あの「日本最強馬」ディープインパクトですら為し得なかった高い壁…
「もう無理なのか?」そう思っていた時に去年、オルフェーヴルが挑戦した。

結果は惜しくも二着。しかし残り50メートルまでは誰しもが勝ったと思う内容だった。
「今年もダメだったか…」そうではなく「来年は勝てるかも?」未来が明るくなった瞬間であった。

今年も挑戦する。去年の悔しさをバネにそして、みんなの夢をのせて。

歴史が変わる瞬間を見届けたい。

「ありがとうオルフェーヴル」

笑顔で迎えるその時を信じて