友人が所属する社中は、当然ながら毎年1歳ずつ高齢化が進んでいます。社中は若者よりも年金受給者のほうが多いところです。そして先生はまだ年金生活者ではありません。という環境で、先生が「お箏合宿をしましょう」とか言いだしているそうです。
弟子たちは、面と向かって嫌とはいえませんよね。でも本音は参加したくないのです。一泊とはいえホテルにとまり、お箏の練習用の部屋を借り、先生に謝礼をお支払し、夕食は豪華なホテル懐石料理となれば、万札が1枚では足りません。しかも若者は「仕事があるので」とか「門限があるので」とかいって、来なかったり食事だけの節約につとめてしまい、フルでお支払が発生するのは年金生活者ばかり。
どんなに仲の良い社中であっても、先生が年下であっても、弟子は先生に気をつかいます。一泊したところで、大学生のクラブ合宿のような和気あいあいとした楽しさとは違うし、それで一体感が生まれるわけではないんですけどね。そして合宿して半日練習をしたところで、劇的に何かが変わるとは誰も思っていないのです。「お金がねぇ」とこぼす友人が気の毒になりました。
![]()
![]()
![]()
![]()