前回のブログを書いてから

1週間ほどが過ぎました。

 

 

この1週間は仕事と色々な手続きに追われていました。

 

 

ダーさんの凍結した口座を開くための手続き。

 

最後の入院の保険請求の手続き。

 

高額医療の手続きなどや

 

 

 

ダーさんの職場へ荷物を取りに行ったり

職場のダーさん以外の理事の方に挨拶に行ったり…

 

 

 

 

手続きをすることも

誰かにお会いすることも…

 

全てにおいてダーさんが思い出され

毎日毎日、これでもか!というほど涙が出て…

 

夜になると、TVの画面も見えないほどに

目だけがシバシバしてしまい。

スマホにも手が伸びない日々を送っていました。

 

 

 

ご心配してくださり

メッセージやラインをくださった皆様

本当にありがとうございます。

 

皆さんのお心が嬉しくて…

前を少しでも向く原動力となっています。

ただただ感謝しています。

 

 

泣きながら、立ち止まりながらなんとか毎日を過ごしています。

どうか、これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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6月29日午前10時に主治医からの説明がありました。

 

 

 

その説明を聞くまでは…

私たち家族は、ダーさんがもう一度起きて

 

ひーくん「あ~焦った!ヤバかったわー」と…話してくれると思っていました。

 

 

主治医からの説明は

 

医者「CTの結果、気管に沢山の癌が散らばっておりそこから出血しているようです。緩和的放射線も当てる範囲を限定出来なく辛いだけになると思います。」

 

医者「今…薬で眠ってもらっていますが起こすとなるとかなりの痛みと苦しみを伴う事になります」

 

医者「今のまま…薬のコントロールをするということでよろしいですか?」

 

 

ということでした。

 

 

 

私は…

ダーさんがもう目覚めない。と知って言葉を失い

なんで?

なんで?

なんで?昨日の夜は一人でトイレ行ってたやん…話してたやん…

 

その事だけが頭の中をグルグルと回って返事が出来ずにいました。

 

 

 

 

 

息子が…

 

息子「もう、苦しませたくありません」と言いました。

 

 

主治医が

医者「分かりました。この書類にサインを…」と言いました。

 

 

息子がサインをしました。

 

 

 

主治医との面談が終わり廊下に出たところで

私は泣き崩れてしまいました。

 

 

私を支えながら息子が

息子「ごめん。もう一回声聞きたいよな。ごめん。」

息子「もう一度主治医と話してくる。ごめん。」と…

 

 

 

それを聞いたときに

私はなんてことをしたんだ…と我に返りました。

 

 

こんな辛い決断を息子にさせてしまった。

私は何をしていたんだ。

ダーさんが怒っている。

 

D(息子)が後悔するからなんとかしろ!と

そう…ダーさんが怒っていると思いました。

 

 

 

顔「D(息子)ごめんね。いいの。それでいいの。」

顔「弱いママでごめんね。ママが決断しなくちゃいけないのに…」

顔「Dに辛い決断させてゴメン。」

顔「でもね、パパが…褒めているよ。」

 

 

顔『 「D、それでいい。」

「ママが出来なかった決断をDがしてくれて安心した。」

「良くやった。 Dありがとう」 そうパパが褒めているよ』

そうDに伝えて、二人で抱き合って泣きました。

 

 

 

病室に戻り、話の結果を娘にも伝え…

 

ダーさんを囲んで

3人でひとしきり泣きました。

 

娘も「D、偉かったね。ありがとうね。」と…

 

 

 

 

その後、金沢の実家・ダーさんの親兄弟・親友・仕事関係の方達に

今の状態を連絡し、会いに来られるようなら来て欲しいと伝えました。

 

 

 

 

 

午後から夜中近くまで…

ダーさんへの来客は途絶えることがありませんでした。

 

 

どの方々も

 

「信じられない…いつも笑顔で…大丈夫って…」

「笑顔しか思い出せない。なんで?こんな急に?」

「これから…これからなのに…」と仰り

 

 

 

「起きてください!もう一度起きてください!」と…

 

皆さんが、必死に呼びかけてくださり

涙して…

 

こんなにも沢山の人に慕われていたダーさん。

 

 

なんで…なんでこの人なのだろう。

こんなにも必要とされている人なのに…

私だったら良かったのに…

 

 

 

 

 

夜中、最後のお客様が帰られてから

 

3人でダーさんを囲み

 

ずっとずっと楽しかったこと

どれだけ素敵な人だったか

どれだけ私たちに必要な人か…

 

時には、ダーさんのドジ話に笑い。

 

何度も何度も

泣いて 泣いて 泣いて

 

 

何度も何度も

パパの顔をさすり、腕をさすり、足をさすり

 

 

何度も何度も

「大好き」「愛しているよ」「目を開けて…」と語りかけ

 

 

そして、何度も何度も

悔しい 悔しい 悔しいとまた泣き…

 

 

 

それでも、涙は涸れないままに30日の朝を迎えました。

 

 

 

 

 

 

読んでくださりありがとうございます。

ブロ友の皆さんが笑顔溢れる毎日でありますように。