昨日娘は、札幌第一高校の学校説明会に行ってきました。

私の同級生で一高に行ったのは、スポーツ推薦が数名、あとは札幌南高に落ちて名称を忘れましたが特待コースだったかな?、1名進学しました。
当時は、なんとなくバレーボール等のスポーツ強豪のイメージで、進学校のイメージはありませんでした。

ですが、HPを見ると最初の画面がドーンと大学合格実績が表示されます。学校として一番PRしたいことがわかります。

 

引用:札幌第一高校HP

 


       道内私立高校断トツの実績


北大合格数が全国私立一位!! 本当?? 調べてみると、全体で7位、私立では1位でした。開成、旭丘を抜いています。

 

 

あと、東西南北の受験者の約7割が一高を併願受験しているとのことです。その中でも札幌南高が一番高く71.0%でした。
優秀な生徒が受験していることがわかります。




説明会では、最初に英語で「第一高校へようこそ」みたいなことを言っていたようで、あとはよくわからなかったと。おいおい、娘のリスニング力、大丈夫かよ。
続いてチアリーダーの発表があったようです。高校生のレベルを超えていたとのことでした。

説明会には、生徒・先生が総動員されている感じで、「是非第一高校へ!!」という総意・熱意が伝わってきたようです。

なんといっても、設備が想像以上にすごかったようです。教室はもちろんのこと、体育館も冷房完備だそうです。札幌市では先月、観測史上1位となる最高気温36.3度を記録しましたが、これじゃ~勉強できる環境じゃないですよね。

 

秋元市長が小中学校等の冷房設置を進めるため、国に財源確保を要請したと明らかにしましたが、公立高校はなんとなく娘が高校を卒業する頃に整備されるスケジュール感でしょうか。


私たちの時代は、「私立は学費が高い」、だから「公立高校に行く」というのが一般的でした。

北海道でも、2020年4月から国の高等学校等就学支援金制度が新しくなり、収入制限はありますが、就学支援金の上限が39万6,000円に引き上げられました。一高の場合授業料が33,000円ですので、「実質無償」となります。

 

私立高校に通う生徒への支援が手厚くなったこともあり、今後公立より施設・設備(校舎・ICT環境等)が整っている私立の人気が高まってくるのではないでしょうか。

実際、近隣の月寒に合格しながら、蹴って一高に進学する生徒もいるようです。月寒の校舎は古そうだし、最新の設備を有する一高を選ぶ生徒も増えてくるのではないでしょうか。

 

北海道はいまだ公立至上主義的なところがあるかと思います。東京でも同じく昭和40年代初頭までは、私立よりも日比谷、西、戸山、新宿など「都立名門校」がブランド力を持っており、超優秀な生徒が集まったようです。
しかし、昭和43年に日比谷の東大合格者数は、1人差で灘高校に抜かれてしまいました。日比谷の田中喜一郎校長(当時)はこう語っています。

「別にショックを受けていないし、残念だとも思わない。まあ、うちは特別に受験教育をすることを避けていますからね。灘のようにはいかんでしょう」「サンデー毎日」(68年4月7日号)

相当、灘を意識しているのがわかります。

 

札幌南の学校説明会の記事にも書きましたが、先生は「うちは予備校じゃない。大学に行くことを目的とするなら来ないでほしい・・・」

 

相当、私立を意識しているのがわかります。

 

ちなみに、北海道の東大合格者数ランキングは、1位が札幌南(18名)、2位が立命館慶祥(12名)、3位が北嶺(9名)です。ここ最近の立命館慶祥の躍進は注目されているところですが、札幌南の牙城を崩すのは、そう遠くない日かもしれませんね。

 

 


         過去問も無料配布

レベル的には道コンよりもやや易しいようです。

      立派な校舎内が映るパンフレット