読書感想文です。
いつも感想コメントを書いている「読書メーター」に本書がなかったので、
ブログに自分の覚えを書くことをお許しください。
コロナが始まったころ、時間が増えたので、東方神起の楽曲を聴く機会がありました。
歌うまい、
と一か月聞き続け、ついに中古のDVDを購入。
ダンスのうまさ、ステージの質の高さに衝撃を受けました。
そこから泥沼、ジュンスにはまっていくのですが・・・・
さて、本書は2012年初版と10年前の発行で、BTSもまだ出てきていない時期ですが、
非常に納得の内容でした。
まず、韓国エンタメが海外戦略をとったのかは
世界経済の中での韓国の立場から考えると納得。
韓国は戦後、約20年遅れで日本の経済に迫ってきて、
いまや日本経済を追い抜いています。(日本人としてはもっと頑張らないといけないです)
”「生活の消費の質が変わる」と言われるGDP1万ドルを超えた時期
日本・・1981年
韓国…1995年
「生活に余裕が出てくる」と言われるGDP2万ドルを超えた時期
日本・・・1987年
韓国・・・2007年”
そして
アジア通貨危機・・・1997年
リーマンショック・・2008年
の経済危機のたびに、韓国エンタメ界は世界戦略を加速。
日本が1億人を軽く超える人口を持ち、国内だけでビジネス収益をあげられている中、
韓国エンタメ界は国家的な後押しもあって、
世界に通用するアイドル達を育て続けたのでした。
1つ驚いたのが、
韓国の高校には部活がない!ということ。
競技スポーツは才能のある若者が命がけでやることであって、
高校生にもなって、才能もないのにスポーツを楽しむなんて余裕はない、のだそうだ。
10年前の本なので、今はどうなのかわかりませんが・・・
とにかく、国の規模が小さいので
世界を意識して一流になっていかなければ生きていけない国。
というイメージ。
この戦略は10年たって、大成功しています。
日本の若者の憧れの場所、韓国。
私のようなオババを楽しませてくれるアーティストがたくさん来てくれてありがたい、
のですが、
日本も頑張りたいですね。