三重県で最も古い学校、伊賀上野にある旧小田小学校、明治14(1881)年に建てられたそうです。

 

明治・大正・昭和初期のいわゆるレトロ建築が大好きです。

 

どうしてこんなに細部にまでこだわった建物が建てられたのでしょう。

 

学校もその例外ではありません。

 

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ちょっとした階段の趣も好きです。

 

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教室内。

 

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使われていた石板。

なんとなく、現在のタブレットに似ています。

 

 

 

 

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今の小学校のお子さんの机の上も、こんな感じになってきているのでは??

 

タブレット一枚置いて授業を受けているのと

石板で授業を受けているのと

なんか似ていて

おもしろいなあと思います。

 

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机が開いてお道具を入れる。

これはこれで工夫されているけれど、実は面倒なのかな?

 

明治初期はまだ「学校」というものへの一般庶民の受け止め方が難しかったようです。

 

子どもは農家にとっては大切な労働力なので、

どうして子どもを学校なんかへ行かせなければならないのか

と反対運動が起きた地域もあったとか。

 

しかし、これとは反対に

教育への希望が大きかった時代でもありました。

 

まだ日本政府がきちんと機能していない時代だったので、

地域からの寄付で建てた学校も非常に多かったようです。

 

寄付で学校の校舎が作られた、とは

その当時の日本人の意気込み、

地域で子どもを育てていくんだ、という気持ちがすごいと思います。

 

ついつい「国は何をしているのか」と現在の我々は考えてしまいますが、

まず、自分たちで何とかしようとした先人たちは尊敬に値しますl

 

 

そして、建てられた学校たちはそれぞれ個性があって

いいなあ。

 

「古い学校をめぐる」という

新しいライフワークができるかも・・。