世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4334039960/ref=cm_sw_r_other_apa_i_wnDDDbZP5AM0Q
7章からなるビジネス書です
また、山口周さんも初めて知りました
最も感動したのは 第5章
【受験エリートと美意識】
さて、本書の主題をなす「エリート」と「美意識」について考察する際、どうしても避けて通ることのできない題材があります。オウム真理教です。
というのも、これほどまでに「偏差値は高いが美意識は低い」という、今日の日本のエリート組織が抱えやすい「闇」を、わかりやすい形で示している例はないと思うからです。
から始まります( ゜o゜)
跳ばして、
「誠実さ」という言葉には二面性があります。一般に、日本人の多くは、自分が所属する社会や組織において共有されているルールや規範に対して実直に従うことを「誠実さ」だと考える傾向があります。
~
例えば、三菱自動車は1977年から2000年の20年以上にわたって、計10車種、合計で68万台のリコールにつながる可能性がある不具合情報を隠していました。
~
走行中のトラックから脱落したタイヤが歩道を歩いている親子連れを直撃
このリコール隠しにより 、深刻な経営危機に陥る❗️
なぜ20年以上にわたって、このような大規模化なリコール隠しが可能だったのか⁉️
そこで著者は【誠実さ】には2種類があると展開
1、自分の所属する組織の規約・ルールに従うこと
2、社会的な規範あるいは自分の中の規範に従うこと
そこで、アドルフ・アイヒマンの例をあげて
アイヒマンが裁判の最後まで「組織の命令にしたがっただけ」という弁明を繰り返したをあげ
【悪とは、システムを無批判に受け入れること】
と結論づけます❗️
それを傍聴したアーレントは
「悪」というのはそれを意図する主体によって能動的になされると考えられているが
要は悪事を働こうと思って行うと考えられているが
むしろ、それを意図することなく受動的になされる、そうするつもりなど毛頭なかったにもかかわらず、システムを受け入れたことで結果的に「悪」を犯すことになったのだ❗️
と
そして最後に エーリッヒ・フロム『反抗と自由』
を引いて結びにしている
それを読んで私は心底ゾッとしたのである。
アイヒマンは組織人間の象徴であり、男や女や子供を番号として見る疎外された官僚の象徴である。私たちすべての象徴である。私たちは自分の中にアイヒマンを見ることができる。
まさに大乗仏法でとく、一念三千・十界互具
仏も提婆達多も何処か遥か彼方の極楽浄土ではなく
自分自身の命のなかに、もっと言えば命それ自体が仏であり悪魔であると
そこで著者はそれを克服する方法を
「美意識」を鍛える
と結論づけ、その鍛え方についても言及されている
私としては、「自己実現消費」を学ぼうとして読み始まったのが、あありにも第5章が衝撃的だったので意識が完全にここにいってしまった😅
アイヒマンは自分である( ゜o゜)
ということは
仏とは自分である❗️😄😲😉
東方の極楽浄土にはいないんだ🎵🎵🎵
なんとか寺やなんとか神社にもいないんだ❗️😄😄😄
あらぬ方向へ行った😅