前回の続き です。

 四年生あたりで、たまたま なのか 母が見つ けたのか、よく覚えてはいないのですが、
 近所 に 教室を見つけ、そこでお世話に
 なることに。

 広いお部屋に、グランドピアノ と、エレク 
 トーンが置いてありました。

 覚えているのは、グランドピアノの 下に
 楽譜が いーっぱい。

 この先生の宿題…は、とにかく多くて、
 ハノンの、普通にそのまま弾く、レガート、
 リズム練習、などと、

 ラジリテーなどの、指の練習の本

 ソナチネ

 ほか、1週間の宿題が、7曲 ほどあり…

  
    目が悪かったわたしは、グランドピアノの
 譜面台だと、楽譜が見えず…

    なんとなくしか、弾けていない状態だと、
 えーーっと…となり、

 ページめくったところ あたりは 暗譜しと
 きなさい、と言われたものでした。


 この先生のところでは、曲は、ソナチネが
 メインで、たまに ピアノピースなどでした。

 ソナチネ は、さっと一回 弾いてみると
 だいたい 読めているので、頭に入ってしま
 い、繰り返し弾いてました。

 ただ…

 音符に 書かれた 音を ただその

    音を、鳴らしてただけ、でした。


 
 そういえば……

    悪口 みたいになってしまうのですが


 ミスなく 通せたら、合格をもらえていた
 ので、とんでもない勘違いをしていました。

 
 練習曲は、細かい音符が、いっぱいで
 ごちゃごちゃしているものを、読むのが
 しんどくて、なかなか 指が正しい鍵盤に
 行けず、なかなか弾けません、し、
 面白くないわけで、

 ほんと、嫌だなあ、と思ってました。


 さて、五、六年生になると、学校の宿題が
 とんでもない量 出されるようになり、
 ピアノもしなきゃいけないし、
 宿題もやらないと、0時までに 終わりそうに
 ない…

    その、学校の宿題は、漢字や、算数ドリルと
 いった、解けばいいもの、ばかりではなく、
 時間がかかる、めんどくさいもの が多く、
 それプラス 難問だらけの プリントが
 出され、さっぱり解けない算数とか、
 難解漢字 とか、いったいなんの勉強だった
 のか、中学受験するわけじゃ、ないのに
 宿題が 難問ばかり。

 まあ、クラスの 三分の一 は、私立中学を
 受験してたし、そうなっちゃうのかな、

 お勉強 苦手なわたし でした。


 という、わけで、ピアノの宿題が、こなせ
 なくて、どうにか 宿題を減らして欲しい、
 と 懇願したことも。

 だいたい、ピアノの時間は 2〜3時間
 くらい 取ってました。

 いや、気づいたらそれくらい弾いてる って
 感じでした。

 習った曲 や、すらすら弾けるものから 指
 慣らしして、ようやく ピアノの宿題に取り
 組んだり。


 
 六年生 くらいに なんだか 違和感を
 覚えるように なりました。

 わたしの、勘違い そして、違和感…


   特に なにも、言われない、ということ。

 音符通り ミスなく弾いてる…
 はい、いいですよ、
 みたいなの、おかしくない??

 今なら おかしい、と分かります。

 でも、子どもだったし、音大 目指すわけ
 じゃ、ない子は、すらすら弾けたら
 いいのか???


 
 ほかの先生に、代わろう と思い始めました。

 

 ちょっと、遠い親戚 ……に、ピアノの先生
 が 居てはって 

 もし、知り合いの先生とか紹介してもらえる
 ならば、と その親戚の前で、ソナチネ
 の中の、ベートーヴェンのソナタを 弾いた、
 ら、


 ページを めくって 次も弾こうとしたら、

 「もう、結構です。もう、わかりました」

 と、ストップがかかりました。

  
 
 長くなったので、次にいきます。