階段には、思い入れがある。

小さい頃の家は、概ね平屋だったため
家の中には小さな階段しかなかった。

大阪のアパートは、集合階段は、あったけど
部屋は2畳と4畳半と小さな小さな台所。
階段はない。

結婚して借りた家も
おもいっきりの平屋。

なので階段のある家にあこがれてた。

で階段のある家に住むことになったのは、
今から20数年前。


わが家の憧れの階段は、
思い出いっぱいの階段。



芋虫のように這い上がっていく子供たち。

「ママぁー、ママぁー」って、
呼ぶので、急いでいってみると
ぽん太が、ベニーの服をつかんで
落下を阻止してた。

北側の階段は、夏はちょうどいい休憩場所。

大きくなっていく子供たちは、
どんな気持ちで
この階段を上ったり、下りたりしていたのかと思うと
切なくなった。

春っていろんな思い出が、一気に吹き出す。