こんにちは、栄養士の田代です。

 

2018年9月、例年よりも台風が多くなるとの事で、「チャンス! お魚を抜いた生活をしてみよう!」と思い立ちました。

台風が来れば、漁船が出せない。

漁船が出なければ、お魚の価格が高騰。

お財布大打撃。

「以前からやってみたいと思っていた、お魚無し生活、決行のチャンス」

以上の事が、連鎖反応を起こして、決定しました。

 

一言。

 

お魚を食べないと、ヤバイ!

 

「おい、ちょっと、語彙!」って、自分で突っ込みを要れてしまう程に、脳への指令が行かなくなってしまいます。

 

普段のお魚の比率は、一週間に三回から四回。

もう、ほんと、語彙、帰って来い。

 

 

現代の子供は、昔に比べてお魚を食べる比率が減っていると言われ始めて早数十年。

こんなに脳への影響があるとは、思ってはいませんでした。

特に、昨年は魚の比率が多かったので、その落差も大きく感じました。

 

 

もし、お年を召した方で、「最近の若い子は!」と憤慨されている方は、怒る前に一言、「一週間にどれくらい、晩御飯にお魚が出る?」と聞いてみて欲しいなと思います。

「幼少期に、脳内へと与えられている栄養が、そもそも昔とは違う」のです。

 

 

では、お魚が食べられなくなった理由は何でしょう?

 

お魚の値段が上がる原因

・漁船の燃料(オイル)の高騰

・天候不良

 

お魚を食べる機会の減少

・調理の手間

・箸の使えない為、魚を避ける

・内臓の処理の手間(夏場は生ゴミで臭くなる等)

 

その他の要因

・食べるのに時間が掛かる(食事にかける時間の減少)

・食べ応えが無い

・見栄えが、お肉に劣る

・ボリューム不足

 

他にもあるとは思いますが、とりあえずはこれで打ち止め。

 

海に囲まれた国でありながら、お魚の値段がこれだけ高いと言う事が、問題なのでは無いかなと思います。

漁船の燃料が高いと言う事と、地球温暖化で潮の流れが変わり、魚の分布が変わった。

養殖に関しても、餌のプランクトン等には天候が作用するので、地球環境の変化は、海・養殖場を分けて考える必要は無いと考えます

 

 

 

天候、採る人、育てる人、流通と、複合的な要因を上げました。

しかし、一番重要なのは、「魚を食べる事で、脳に良い影響が与えられている実感」を、持っている人が少ない事なのでは無いかと思います。

今回の実験で、「魚、大事」と身につまされたので、週に三日はお魚を食べようと思います。