結局、吉本ばななが側にいる。

いや、変な言い方になってしまったけど、
熱狂的なファンだとかそう言うことでもなく、
ただどうしても必要な存在なのだ。


あれ程に内側を探り拾い表してくれて、
普段触れられることのない
心の奥底がさらっとかき回されて、
だから少しだけ居心地が揺さぶられ、
そのまま気付かず過ごしたとしても 
差し支えなかっただろうし、
実際に私の日常が急に変わる訳でもなく、
でもページを開けば静かに
必ずそこに居てくれて、
こんなにも懐かしくて愛おしい。

絶対的なものってないはずだけど、
あるとすればこれ。
人には言わないけれど自分の中で
そう思っている。
それが私にとっての吉本ばなな。


同時に少し絶望もするんだけどね。
私は自分の言葉で、吉本ばなな以上に
自分を表せないのではないか、と狼狽える。


' I like Banana Yoshimoto'
ちょっと前だが、お店に来たお客さんに
唐突に言われた。
驚くことにその人は、
キッチンの英語の文章を復唱してくれて。
私は英訳本を読んでないけど、
ああ、素敵だなとすぐに思えた。

ばななファンは世界中にいると知っていたけど、
なんのくだりもなく実際のファンに出くわしたのは
なんて楽しい出来事だろう。


中学生の時に初めて読んだTUGUMI。
この間、日本の本を扱う古本屋さんで
まさかの貴重な単行本を綺麗な状態で入手。
ああ、懐かしい。
この表紙、佇まいを見るだけで
心が和みます。

あの頃は、よく分からず
でもなんか読まないといけない気がして
一生懸命読んだTUGUMI。
あの頃から感じることを
全開で許したりなんて出来なかったんだね。
だってそんなことしたら、
やらなきゃ行けない日常に
差し支えそうだったもんね。
受験勉強とか学校とか、、。
頭の中が目の前の現状と違うことに、
でもそうやって自分の世界を創っていくという事を
知らなかったもんね。


数十年ぶりに手にしたTUGUMI。
とてもキラキラしている。
ああ、ゆっくり味わえてどっぷり浸れるのに、
ちゃんと切り替えて仕事に行ったり
毎日のことをこなしたり、
そんな自分も結構嬉しかったり。


書きたいことはいっぱいあるけれど
この位にしておこう 笑。

輝かしいよ。
有難うございます。




P.S 一緒に買った「虹」もタイムリーで
めちゃくちゃ良かった。
何度でも開きたい本だね🐠