経済力と将来を天秤にかける。入学手続きのために家族会議をした話。【あと363日】
兄2の合格がわかったその日、家に帰ると即家族会議に突入した。今日はそんな話です。兄2の気持ちが一番ですが、本人はどっちでもいいよ、と。(この時点でまだ3日校の合否はわかっていない)兄2は兄1が通う中高一貫校への進学を希望して受験勉強を始めた。もちろん、兄1と同じ学校でも構わなかった。しかし…と立ち止まる。私は1日校に無理してでもこの学校に通わせてやりたい、と思っていたのだ。経済的事情と、子供の未来を天秤にかけるつい最近、灘に合格しながらも、家庭の事情で通わせることを断念したお母さんのツイートを見た。気持ちはとてもよくわかる。決して裕福なんかではない。私立に通わせるということはそれなりの覚悟がいる。それでもなんとか灘に行かせてあげられたらいいのに、とは思ったが、それはそのご家庭の判断だ。灘に合格できるほどのお子様を持つ親なら、考え抜いた結果であろうと思う。よそはよそ。大事なのはうちの方針だ。私は、金勘定は全く駄目だ。そんなこと言って逃げるのは卑怯だ、と思うかもしれないが、無理なのだ。壊滅的なのだ。人には、領分というのがあるのだ。私はお金のことをどうにかしようと考えてはいけない部類の人間なのだ。というわけで、お金の面は夫に丸投げした。考えることも丸投げた。そっちがいけるのかどうか、判断をぶん投げた。で、私の希望を伝える。「行かせてやりたい」と。私だけの力では弱いので、姉にお伺いを立てる。私の姉の話はどこかでまたすると思うが、中学受験という選択肢を教えてくれたのは姉だ。私は姉を師と仰いでいる。姉の言うことは絶対なのである。というわけで合格の報告を兼ねて聞いてみた。「借金してでも、その学校に通わせなさい。」命令調である。「悪いけど、兄1の学校とは格が違う。諦めたら、あとで後悔するで。」予言である。格とか持ち出されたら気分を悪くされる方もおられるかとは思う。私と姉の間だからこそストレートに姉は言った。今ならわかる。間違いなく、違う。歴史が違う。生徒が違う。先生が違う。卒業生が違う。こんなに違いがあるとは思わなかった。まぁ、生かせるかどうかは、息子次第ではあるのだが。というわけで、強力な助言者を得て、次は自分の親を説得する。当然、資金面での心配を親はしているのだ。姉の見解を交えて、塾の先生の言葉、事例を交えて説得する。私の親はまぁ、お気楽系なので、いいんじゃな~~い?って感じだった。問題は、夫の両親だ。こちらはとてもとても険しい山だ。厳格な家庭で、うちの経済事情も熟知している。当然、経済的な見通しも丸裸に分かってらっしゃる。説得は困難を極めた。夫は、おおたとしまささんの著書「男子校という選択」という本と、もう一冊、合格をいただいた学校の本を両親に送っていた。しぶしぶながらも、メリットの面を期待値として了承してくれた。ここまで読んで、両親の考えなんて、関係なくない?と思われたかもしれない。しかし、大事なことなのだ。少なくとも、私たち夫婦にとっては。兄2が、「うん」というまで。兄2は渋っていた。なぜなら、遠いからだ。横浜から東京に通うのである。1時間はかかるのだ。朝早く出かけて。電車に揺られて。兄1の学校に決めたとしても、1時間弱かかるから、時間的には同じくらいともいえる。が。距離が違う。心理的距離が。もともと、兄1の学校に俺も行きたい!が最初のきっかけだった。学祭面白そう!海外研修行きたい!そういう理由だった。降ってきたぼたもちに、やいのやいのと外野が騒ぐ中、決め手になったのは兄1の一言。「俺の学校はやめたほうがいいよ。」兄1は静かに言った。私も知っていた。兄1の学校が、いろいろと困ったことになっていることを。兄1自体が、とてもつらい日々を送っていることも。兄2が、同じ学校生活を送るとは限らない。しかし、兄1の学校に対する期待値は初めのそれに比べたらものすごく低くなっていた。「んじゃ、それで。」あっさりしている。それでいいのか?君の学校だぞ?「なんでもいーよー。」軽い!軽すぎないか??一抹の不安はぬぐえない。だけど、この選択肢に後悔なぞしないと信じるのみだ。親も。子も。そんなわけで、入学金を払い、入学の手続きを進めたのでした。3日校の合格発表日この日、受かっていても辞退する予定だった。発表は見に行く。みんなと同じ時間に。10時ごろ学校につくと、掲示板に合格者の番号が張り出されていた。「ちっちゃ!」私立の学校の合格発表を見てきたので、A3の紙にプリントアウトされた番号はすごく小さく感じた。「うん、あったね。」淡々としている息子。「じゃあいこうか。」掲示板の前でのドラマを横目に、講堂へ向かう。倍率はそれなりに高い学校なのだ。泣く子もでる。それはどの学校でも同じだ。合格証書をもらい、手続き台のほうへ行く。ここにいるほぼすべての人が、入学手続きの紙にせっせと記入している。兄1の時にはそうした。今は?知っている先生を見つけて、そっと声をかける。「すみません、辞退の手続きをお願いします。」そおっとお願いし、そおっと別の場所へ。合格証書と辞退書をお渡しし、終了。あっという間だった。これでもう、後戻りはできないんだ。この学校には兄2とこないんだな。ちょっと寂しかった。そのころ娘は?夫と二人でのんびり兄1の学校を散策していた。「一緒に合格発表行きたーい!」と無邪気についてきた。そんなもんだ。今日の娘。今日は病院へ行く日だったので、待合室でRISUをてれてれやってました。「RISU面白~い!」WIFI接続なしではRISUは使えないことが判明!スマホのテザリングで何とか続行できました。持って出る際には気を付けましょう!それではまたあした。