O窪で待ち合わせて、

二人で帰り道、

お墓の横、狭い小路を歩く。

柳の下。

二人だけの時間。

誰もいなかった。


人の気配だったのかな?

一瞬だけ、

振り返って

誰もいないはずの

暗闇に人影ガーン

歩き慣れていたはずの小路。


叫んだ。


本当に悪気はなかったのよキョロキョロ

ごめんなさい。

隣でS朗は

笑いをこらえられなかったみたいで…

あの小路、

通るたびに笑っちゃう。