夜になると、

訳も無く不安になって

眠れない日が続いていた。


「早く寝るね。」


家族に伝えて

自室に入る。

早く一人になりたかった。


ベッドの中で

考えてしまうのは

S朗の家族。

心の中で繰り返す

『ごめんなさい。』を


いくら重ねても…。

  許してはもらえない。)


だから苦しい。

誰にも言えない

誰にも褒められない

S朗との関係に

身動きが取れなくて、

自分の居場所が見つからない。


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