嘘みたい。

画面の中の彼女は

以前と変わらない。

✨✨生き生きとして、

綺麗だった。

S朗を思う。

画面に映る彼女を

嬉しそうに自慢しているS朗の

嬉しそうな顔は、

きっとあの時と同じ。

すごく素直に

子供みたいに喜ぶS朗の顔が

やっぱり好き。

彼の笑い声が聞こえる。

あの声が大好きだった。

隣にいるみたいに

記憶は鮮明過ぎて、

時間を飛び越えた。

彼女の写真、

武蔵境のお寿司屋さんや

吉祥寺で聞いた話

天麩羅屋さんでの食事、

代々木体育館での電話。

誘われたクリスマスパーティーですら

思い出す。

彼女が嫌いだった。

S子って、呼び捨てにする

S朗が嫌いだった。

あの気持ちは変わらない?

あれは彼女の人格を

嫌いだった訳じゃなかった。

彼女の魅力への

嫉妬だったから…

だから、今も変わらない?


(今もまだ嫉妬している?)


それが醜い心の正体?

初めて気付いた。

なんて、馬鹿だったんだろう。

にほんブログ村 恋愛ブログへ
にほんブログ村