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思い出すのは
連絡が来ない
S朗を待ちながら…、
席を立てずにいたカフェ。
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S朗君が
家族といる時間。
約束の時間を過ぎて、
胸を締め付ける
いてもたってもいられない
そこはかとない不安。
電話が鳴らなければ、
今日、ずっと待ち続け、
何もできない。
きっと。
確かな約束がない不安。
一人で、
確かなものがないまま、
待ち続けることが
不毛だとしても
何もないまま、
時間だけが
費やされているのに、
彼の電話を待っていた。
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