保護した話 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

たまには、穏やかな話。

 

とある日から、家の周りでキジ白の子猫を見かけるようになりました。

多分、オス。

人慣れはしていないので、野良猫だと思われました。

 

最初はこうして写真を撮るのも無理なくらいでしたが、

顔を合わせるうちに写真を撮れるくらいには近づけるようにはなりました。

この写真かなり近いように見えると思いますが、ズームしているだけですので、実際はこの感覚の倍くらいの距離で撮ってます。

最初は、この距離でも全然無理でした。

この後、全速力で逃げられました。

 

ただ、好奇心の旺盛な性格だったのと、

私も動物とそれなりには仲良くなれるタイプなので、日を追うごとに距離が近づいていました。

 

で、とある日、家の前で田んぼにいたので、子猫を眺めていました。

 

すると、突然後ろから、別のキジトラの子猫がやってきたのです。

それがこの子。

 

キジ白の子猫も驚いた様子でしたので、多分兄弟ではありません。

ただ、キジ白は特に嫌がるでもなく、匂ったり、ちょっかいかけたりしていました。

 

キジトラの子は、多分メス。

キジ白の子より、一回り小さいです。

警戒心が強くて、この子は全く近づけませんでした。

 

というか、どうやら出会って以降は2匹で行動していたようですが、

物陰に隠れるなどして姿を見せず、しばらく2匹で行動していることに気づきませんでした。

それくらい、慎重派。

 

で、途中で、どうやら2匹で行動しているということに気づきました。

夜中など、1日中見かけますので、確定で野良猫です。

これくらいの子なら人慣れさせたら里親見つかるかもね、って話を家族としてました。

 

うちの親は、外の猫たち可哀相、でも家では保護できない、でも可哀相、という中途半端な愛護の方です。

私は別に保護してもいいんですけど、そこは反対してきます。

 

そこで、親の古くからの友達に、保護猫活動をしている人がいるので、

やはり可哀相だと感じた親はその友人に話をつけ、費用などを支払って、保護→譲渡までしてもらえることになりました。

 

 

とはいえ、私は保護活動はやっていませんので、もちろん捕獲機なるものはありません。

 

しかし、好奇心旺盛のキジ白の子は捕獲機なくてもいける、と何となく思いました。

 

で、キジトラの子は、人間は怖がってますが、キジ白の子にはついていくので、

キジ白の子を慣れさせれば、キジトラの子も慣れるだろう作戦。

 

とりあえずは裏口で、餌をあげて距離を詰めていきます。

うちの裏口のドアは、網戸付きなので、ドア越しに餌を食べている様子がのぞけます。

最初はやはり人がいると逃げていましたが、

一定期間で、キジ白の方はドアごしに人がいても、平気になりました。

それにしたがって、キジトラも、恐る恐るではありますが、ドアごしに人がいても食べるように。

 

好奇心旺盛なキジ白は、網戸越しにこちらを覗き、入りたそうな素ぶりも見せることもありました。

 

大分、距離が詰まったきたので、今度は手から直接餌をあげるようにしました。

最初は恐がってましたが、すぐに食べました。

そして、食べさせながら、直接指で触れることにも成功。

 

ついには、ドアを開けても、逃げなくなりました。

 

で、この食べている間に、直接手で触れることにも成功しました。

最初はキジ白から触ることに成功し、それを見せているうちにキジトラにも触れるようになりました。

 

完全に警戒心を解くために、ドアを開けっぱなしにしたまま、

同じ空間でしばらく一緒にいることに慣れてもらうことにしました。

これで完全に距離が縮まった気がしますね。

 

それ以来、余裕で触れるようになった2匹。

触って撫でているうちに、人間を怖がっていたキジトラは、

怖がるどころか、私を見ただけで喉をゴロゴロ鳴らすまでになったんですよね~。

なんてかわいいのでしょう。

 

これでいつでも保護できる状態になり、友人に受け取り可能な日を確認して、その当日に保護。

 

やはり中に入れると怖がってました。

 

そして、お別れ。

 

キジトラは特に、私にすごくなついたので、寂しい気持ちに。

 

 

後日、写真を送ってもらいました。

 

友人宅にきてしばらくは怖くてケージから出れなかったそうですが(特にキジトラ)、

数日後には他の猫と仲良く遊んでいたそうです。

出来れば2匹で、良い人にもらってもらえるといいんですけど。

 

というお話でした。

 

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