以下は、2021年10月10日に北海道の北斗市で行われた、ばん馬大会での様子です。
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10日北斗市で開催されたばん馬大会。
もう疲れきって動けない動きたくない馬の顔をロープで叩く男。
かなり痛いのだろう、馬は疲れ切っても飛び起きた。
そして彼ら関係者にはこれはいつもの事なのだろう。
そう、動物が使役、娯楽、ギャンブル、サーカス、どんな理由にせよ
「飼育下で使われる」のは必ず必ず虐待が伴う。
伝統でなく、文化でもなく 物の言えない彼らを支配し続けてるだけなのだから。
そしてこれらを利用する人が多く、そして動物たちの側に立つ人は少ない。
全く終わる事もなく続く。悲しい
****************引用終***************
男が、動きたくない馬の顔を、手綱で叩いています。
馬はあわてて飛び起きました。
こちらも、同じ大会での様子です。
障害が越えられず、動けなくなった馬を、男が手綱で叩きまわしています。
北海道や東北の一部地域では、
祭典のときや、自称馬好きの連中が日を決めて集い、
ばんえい競馬と同じように、重量物を載せたソリを馬に引かせて競わせるイベントがあります。
これを、ばん馬大会、草ばん馬、などと呼びます。
「ばんえい競馬」とは、通常の競馬とは異なり
馬に500kg~1000kgのおもりを載せたソリを引かせて走らせます。
平地だけではなく、高さ1mの坂(第1障害)や、1.6mの坂(第2障害)を登らされ、
最後には砂場(砂障害)を走らされます。
レース中、馬たちは、手綱で何度も叩かれながら走らされます。
レース中は、バチバチと手綱で叩かれる音がそこら中から聞こえます。
馬は、馬銜(ハミ)という金具が口に装着されています。
ハミによって、口内に痛みやその恐怖感を与えることによって、馬を制御しているのです。
ハミが原因で舌を切ったり、舌が千切れそうになったりすることもあります。
人間のための、ギャンブルという一時の不必要な娯楽のために、
口に金属を入れながら、重りを引かされ、坂まで上らされる虐待レース。
12/5(月)#暑寒別岳特別 は #西将太騎手 騎乗③#アアモンドキーマン が1着!
— ばんえい十勝 (@banei_tokachi) December 5, 2022
前走までのA2クラスから昇級しA1クラスでの挑戦。メンバーが強くなりましたが、勢い止まらず2連勝✌️
どの馬も鍛え上げられた、まん丸おしりのバックスタイルをご覧ください🐴 pic.twitter.com/5il2QDyZz1
そして勝てなくなって用済みになれば、種牡馬や繁殖馬になるごく一部を除いて、と殺されます。
即と殺のこともあれば、肥育場に送ってからと殺することもあります。
それがばんえい競馬です。
このようなことを、帯広市の行政が率先して行っています。
公式のばんえい競馬がこれだけ虐待に満ちているわけですから、
公式ですらない ばん馬大会では、さらにひどいのは目に見えています。
少なくとも映像を見れば、馬が動けなくなったり、動けなくなった馬の顔をロープで叩くなどの虐待は日常的に行われていることが分かりますね。
北海道の開拓時代の明治時代から、馬は、農耕馬として働かされていました。
https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p086_089.pdf
その頃から娯楽として、2頭の馬を互いに引っ張らせる「ケツ引き」と呼ばれる方法で、馬同士は競い合わされていました。
https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p028_029.pdf
それがやがて、祭典のときに、重量物を載せてソリを引かせ競わせる方法に変わっていったようです。
そして、いまだ、伝統や文化などと謳いながら、一部の人間の刺激のために、このような無意味な競技が行われているということです。
小型の馬である、ポニーも走らされています。
かわいいミニポニーレース。#ポニーばん馬 pic.twitter.com/oQOUUH216r
— 小久保友香 (@banbaphoto) October 10, 2021
これに乗っている子供は、すでに馬はこうして虐待利用するものと洗脳されているのでしょう。
馬は乗り物、馬は人を乗せたがっている、走りたがっていると洗脳されている人は非常に多いと思いますが、
馬は人を乗せたいとも、走りたいとも思っていません。
嫌がっている馬を、人間が勝手にそのように利用しているだけなのです。
馬は人を乗せることを嫌がるため、馴致という調教で人間を乗せるように強制します。
ぐるぐる同じ場所をまわらせたり、体重をかけ続けたりといったことを、慣れるまで延々と繰り返していくのです。
業界側は、慣れる・受け入れるなどといった言葉を使いますが、
抵抗してもやめないわけですから慣れるしかないといいますか、あきらめるという言葉の方が正しいでしょうね。
馴致とは、英語ではブレーキングといい、馬の心を壊すと述べる人もいます。
上のような公開動画では都合のよいシーンしか映しません。
しかし、先ほどのリンク先で紹介した元競馬関係者の方によると、
人間のいうことを聞かなければ殴ったり、鞭で叩いたりして馬の心に人間に対しての恐怖心をつくることもあるそうです。
そして、性格上の問題や、調教師の実力不足で、調教が上手くいかない馬もいるでしょう。
そうなれば業界にとっては用済みとなり、肥育場に送られ、馬肉のために殺されます。
ばんえい競馬では、通常の競馬とは異なり、
サラブレッドではなく、ばん馬と呼ばれる馬が利用されています。
https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p048_049.pdf
大きさはサラブレッドの2倍、体重は1トンを越える馬もいるとのことです。
皮膚が厚いなどと言われており、そのイメージがより一層、人々の意識を鈍感にしていると思われます。
しかし、馬は鞭で叩かれると痛みを感じていることが証明されています。
人間と馬が感じる痛みは対して差がないどころか、
人間よりも痛みに敏感である証拠が示されてしまったのです。
普通に考えれば、このような重い物を運ぶといった動物にとって不自然な事を、
自らを追い込んでまでやるのは、単純にそれ以上に叩かれるのが痛くて嫌だからでしょう。
しかし ばんえいの業界側は、「肩をポンと叩かれる程度の刺激」などと嘘をついています。
https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p056_057.pdf
「頑張れ」と馬に気合を入れているだけだそうですよ。
先ほどの映像は、頑張れと気合を入れられたから起き上がったのでしょうか。
こちらの馬は、ばんえい競馬のレース中に、手綱で叩かれたことにより傷がついています。
映像を見れば一目瞭然ですね。
これを痛くないというのであれば、完全に感覚が麻痺しているのでしょう。
ばんえい競馬では、頻繁に馬が倒れ込む姿が見られます。
2022年3月19日に撮影された、こちらの動画をご覧ください。
まずは、20:45あたり。
第7レースが終わり、ゴールした馬たち。
各馬が撤退し始めたとき、ある1頭の馬が
倒れてしまいました。
倒れ込んでから、2分ほどして立ち上がりました。
続いて、49:15あたり。
第8レース中、第2障害を登らされている、ある1頭の馬が
倒れてしまいました。
違った角度から撮られた鮮明な映像です。
こちらは、4月17日に行われた、能力検査の様子。
1:52:26頃から。
こちらも同日の能力検査の様子です。
26:40頃。
こちらの馬は、倒れてもなお手綱でバチバチと叩かれています。
他にもありますが、沢山ありすぎて全部紹介しきれません。
ばんえい競馬の馬たちは、こういった馬具を背負わされた上で走らされますが、
この背負っているものだけで、60kgぐらいあるとのことです。
その上で、さらに500kgとか1000kgの重りを引かされ、叩きまわされながら走らされるのです。
2018 年のばんえい記念では、ニュータカラコマという馬が、レース中に心臓発作で倒れ、死亡しました。
10歳でした。
死んだ馬を前にして、拍手を送るという観客の神経は狂っているとしかいいようがありませんが、
これがばんえい競馬を支持している人たちの感覚なのです。
昨年4月には、能力検査で障害を越えられないばん馬を
鈴木恵介騎手と厩務員が、蹴り上げていたことがニュースとなりました。
告発され書類送検となりましたが、残念ながら不起訴となりました。
公開映像の中でも平然と行うわけですから、このような暴行はあくまで氷山の一角でしょう。
裏側では、暴行が日常化していると考えられます。
結局、この人たちは不起訴となっています。
ちなみに鈴木恵介騎手は、この件だけでなく、過去にも人に対する暴行を起こした人物です。
かなり頭にきやすい質のようで、人に対して暴行できるわけですから、馬に対しての暴行など何とも思っていないのでしょう。
この人が、今ものうのうと騎手を続けています。
このように、人間に良いようにこき使われた馬たちも、
利益を生まなくなって用済みになれば
肥育されて十分太った後に屠殺場に送られ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
競馬、乗馬をする人、馬車を利用したこのある人、肉を食べる人、レザーを買う人などはしっかり映像を直視してください。
これが、あなた方の一時の刺激、興奮のために、尽くしてくれた馬の最期です。
馬を殺処分から救う活動をしている人でさえ、平然と馬に乗る人が大多数ですが、
馬は人間の乗り物として存在しているわけではありません。
倫理観のある人は、知識を得て、まずそういった思い込みを捨ててください。
そして、競馬、馬車、乗馬など、馬を使った全ての娯楽を、利用するのをやめましょう。
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