絵をかくゾウです。
多くの日本人は、これを見て、すごい! と感じるのでしょうね。
それでは、この絵を書くために、ゾウたちはどのようなことをさせられるのか。
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日本の動物園のゾウは、タイやインドからから持ち込まれた子達もいます。
そのタイでは、パジャーン(タイ語で「精神を打ち砕く」という意味)というゾウの調教儀式があります。
赤ちゃんのゾウをお母さん象から引き離して、四脚を縛り丸太の中に閉じ込めて、
ブルフックで急所を刺すなどして、人間に対する恐怖を植えつけるものです。
パジャーンは赤ちゃんゾウの心が壊れるまで、昼夜続けられます。
服従するまで水や食料も制限されます。
こうしてゾウにトラウマを仕込み、その後もブルフックで恐ろしい体験を思い出させることで服従させているのです。
ゾウは頭がよく感受性もあり、ずっと昔に亡くなった仲間のことも覚えていたりする動物です。
ゾウは本当に敏感な動物で、身体にハエがついても分かりますし、100キロ先に落ちた雷を足の裏から感じるようですよ。
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子象を若いうちに母象から離し、最低一週間木製の檻に足を縛り付けた状態で隔離し、
飲まず食わずの状態で、寝ることさえさせずに、拷問し、
精神を打ち砕く調教、パジャーン。
生きることを諦めたときに、すかさず水と食料を与え、飼い慣らし、命令をきくようにするのです。
その後は、重いものを運ぶことに利用されたり、乗り物として金稼ぎに利用されます。
日本人も、旅行にいったことがある人なら、中にはゾウに乗ったことがある人もいるでしょう。
冒頭の絵を描くショーも、金稼ぎのために無理やりやらされているだけであって、ゾウはあんなことやりたくないってことです。
それが分からない人たちは、ゾウは人間を信頼しているんだとか勘違いして、喜んでいるわけですね。
無知な人たちのせいで、ゾウたちは、子供の頃に拷問され、一生奴隷として過ごしているのです。
さらに記事にもある通り、日本の動物園のゾウはタイから持ち込まれた子もいるようです。
あの悪名高い市原ぞうの国はどうなのか。
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ゾウのショーで有名な「市原ぞうの国」に電話をかけ、調教方法について問い合わせたところ、スタッフは次のように語った。
「パジャーンはやっていません。ブルフックは使っていますが、むやみに使うのではなく、ゾウさんは身体が大きいので安全のために言うことを聞かない時に言葉で号令し、耳の後ろのツボをあくまでも“押す”形で指示しています。
道具の形状が誤解を生むことがありますが、皮膚の厚いゾウさんにとっては、人間でいえば“ツボ押し”くらいの感覚になります」
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この思いっきりふりかぶって叩いているものは、彼らからすると押しているだけだそうですよ。
ブルフックで叩かれたことにより、額に穴があいている象もいます。
この動画の0:11には、アナウンスで「ブルフックはコミュニケーションの道具」と言っています。
そして、0:36では、叩いたことによって、ゴツンと音がしているのが分かります。
今年の6月に、市原ぞうの国に調査に行かれた方がいらっしゃいました。
以下は、その方が撮影した動画。
職員が子象の「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。
ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。
明らかに痛みを感じていることが分かります。
つまり、市原ぞうの国がいう、ブルフックがコミュニケーションの道具というのは大嘘であり、
その市原ぞうの国がパジャーンをやってないと言ったところで、何の信憑性もありません。
市原ぞうの国にいる象のミッキーとランディは、タイ出身です。
市原ぞうの国のホームページに記載されています。
タイからきた象であれば、パジャーンを経験してきたと考えて間違いないでしょう。
パジャーンは決してタイに限った話でもないという話もあります。
上記のリンクの家系図を見る限り、市原ぞうの国で生まれたゾウが多いようですが、一体どのようにして生まれた子達を乗り物化したのか。
ゆめ花は、市原ぞうの国で生まれたようですが、乗り物化させられています。
ゾウが人間を乗せたがるわけがありませんので、少なくともブルフックによる虐待があったことは容易に推測できます。
動物の不自然な行動には、必ず人間による虐待があります。
そこに気づかない限り、ゾウたちの苦しみは永遠に続きます。
無知は凶器です。
旅行先で、ゾウに乗らないでください。
動物園に行かないでください。