知ってる? ブタの耳のこと | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

foranimalsjapanさんのインスタグラムより。

 

 

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養豚場で生まれた赤ちゃんブタ達の耳が切り取られている事を知っていますか?

 



彼らの耳の切除は、養豚農家がその子が何番目に生まれた子か、どのブタから生まれたかなどを識別するために行います。



他にも切除行為は、赤ちゃんブタの尻尾を本来の長さの半分に切断したり、赤ちゃんブタの歯はペンチなどで折ったり、グラインダーなどで切断したりなどがあります。

オスの赤ちゃんブタの睾丸は、無資格の養豚農家が無麻酔で切除します。


私達も数ヶ月前に耳が不自然に切り取られていたブタを屠殺場搬入口で見ました。

 

間近で見たブタ達の姿はとてもショックでした。



赤ちゃんブタ達はたった数ヶ月の間、本来のブタのような楽しい経験や幸せを感じることも出来ず、苦痛や恐怖は殺される瞬間まで続いたでしょう。


この暴力は、私達が優しい選択をする事で止められます。この理不尽で残酷な暴力に加担しないで下さい。

 

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豚たちは、個体識別のために、麻酔なしで耳を刻まれることがあります。

これを耳刻(じこく)といいます。

耳の場所によって、百の位、十の位、一の位の番号が決まっていて、該当の個所を切り刻んでいくようです。

 

 

牛と同様に、耳標をつけることもあるようです。

もちろん、麻酔なしです。

 

いずれにせよ、痛みを伴います。

 

 

 

投稿にある通り、このような痛みを伴う行為は、これだけではありません。

 

生後1週間以内に、他にもひどい3つの虐待が行われます。

 

 

1つ目は、歯の切断。

麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。

 

言うまでもなく、激痛です。

皆さんが麻酔なしで歯を抜かれたことを想像してもらえばよいでしょう。

60%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

 

2つ目は、尻尾の切断。

麻酔なしで尻尾が切られます。

 

言うまでもなく、激痛です。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで尻尾を切られた時を想像してみるとよいでしょう。

 

80%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

 

そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。

麻酔なしで、切り開いて睾丸を取り出す作業を行っているのです。

 

血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで去勢された時を想像してみるとよいでしょう。

 

90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

豚の生産では、たった生後1週間で、これだけのありえない虐待が行われているんですね。

そしてこれらの虐待行為は、母豚の前で行われることがあります。

母豚は一体どんな気持ちなのでしょうかね。

 

これらは放牧であっても、行われます。

https://www.instagram.com/tv/CRB1CECp-8r/(ヴィーガンと放牧農家の対談)

 

 

自然界では、子豚は離乳まで3~4か月かかりますが、畜産ではわずか21日で母豚から引き離されます。

 

そして、豚は15~20年生きると言われていますが、肉用になる豚は、生後6か月のほんの子供のうちに殺されます。

 

寿命を15年としても、わずか30分の1しか生きられません。

 

 

繁殖用のメス つまり 母豚は、非常に残酷な環境で飼育されます。

それが妊娠ストールという、拘束檻です。

 

 

一生のほとんどを、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。

転回すらできない、身動きができない状況で、延々と、何もやることがない退屈な日々を過ごします。

 

 

糞尿だらけの不衛生な場所で、ただ立つか、座るか、寝るかの繰り返しです。

 

 

あなたなら耐えられますか?

 

 

精神を病んでも無理はないでしょう。

 

 

 

出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

 

この檻も、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻なので、母豚の苦しみは続きます。

 

母豚は身動きができないため、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。

 

 

 

 

 

 

さらに、人間都合の品種改良も、豚を苦しめています。

 

 

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・よく太り、一日でも早く出荷するために行われる「成長率の向上」。


・脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」


・より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」
 

こういった人間側の都合でおこなわれる「品種改良」により、動物はさまざまな生産病を抱えるようになっています。

 

 

脚弱は、豚の主要な生産病であり、昔から世界中で問題になっています。

 

要因には、床の状態や、拘束飼育による運動不足などさまざまなものがありますが、成長率の早い豚を選抜した「品種改良」もその一つです。

 

外観上健康な4.5か月齢の豚の多くが四肢の関節にもうすでに骨軟骨症がある、という報告もあります。

一見健康そうに見えてもその関節では骨軟骨症が徐々に進行しており、やがて脚弱という症状になって現れます

 

 

日本。足が弱り、なかなか立ち上がることのできない豚

 

 

 

 

より太るように「改良」されたということは、それだけ飼料要求率も高いということです。

 

しかし子供を産むために飼育される母豚は妊娠期間中、制限給餌されます。

制限給餌は母豚の生殖能力を最適化するために養豚業で実施されています。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、日本で一般的な妊娠ストールでは、

母豚は目の前の柵をかじり続けたり、口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こすことが知られています。

 

出荷日齢である180日齢ごろには、30年前と今とでは、20kgもの開きがあります。

 

 

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

 

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、その一方 離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。

12,000頭の子豚を対象とした研究では、平均出生数が11頭未満から16頭以上に増加すると、平均出生時体重は1.59キログラムから1.26kgに減少しました。

さらに体重が1.0kg未満の子豚の割合は7%から23%に増加しました。

 

 

日本。体が小さいまま死んでしまった豚

 

 

 

 

 

日本の母豚1腹当たりの産子数は11頭。

豚はイノシシが家畜化されたものですが、そのイノシシが4-5頭ほどの産子数であることを考えると、かなり「家畜改良」されています。

2025年までに11.8頭を目指すとしています。

 

 

 

アメリカでは、800の企業からのデータ収集の結果、2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したことが分かりました。

この死亡率の上昇は母豚の脱肛に関係しています。

 

 

 

脱肛は母豚の直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

 

脱肛の原因は複数の因子がからんでいます。

アメリカではこの問題についてまだ調査中ですが、この脱肛も高い繁殖率と決して無関係ではないでしょう。

「品種改良」は母豚の限界を超えてしまっているのです。

 

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このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれます。

ストレスで豚たちの間で闘争が起こることもあります。

 

当たり前ですが、今のような暑い時期でも、冷房をつけるとか 水を与えるとかいった配慮は一切ありません。

どうせ殺すわけですから。

 

着くまでに、弱って死んでしまう豚もいます。

 

 

と殺場に着いてから、中に誘導されるまでの間にも暴力を奮われます。

 

電気スタンガン

 

蹴る

 

叩く

 

 

と殺場では、前日搬入されることもあり、と殺されるまでありえないほど過密な場所に詰め込まれます。

もう、まともに立つことすら出来ていません。

一晩中、闘争が起こり、悲痛な叫び声が繰り返され、眠ることすらできないようです。

どうせ殺すからと、飲み水すら与えられません。

 

 

そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

動画は、あなたのベーコンができるまで、を逆再生したもの。

肉を食べる人はしっかり見てください。

 

 

 

これが豚に起きている現実のほんの一部です。

 

感謝とか、いただきますなんて、何の意味もない、上っ面の言葉です。

残さず食べるなど当たり前のことであり、そのくらいのことで正当化できるようなことは何一つありません。

 

本当に感謝をするなら、食べない、です。

 

 

肉からしか摂れない栄養はなく、人間は肉を食べなくても生きていけます。

 

 

美味しいという欲のために、豚の虐待に支援するのをやめましょう。

 

 

 

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