ミュールジングとは | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

先日、芸能人のローラが言及していた、ミュールジングとはどのようなものか。

 

 

以下の動画は閲覧注意ですが、ウール製品を買う人は目を反らさずしっかりご覧ください。

 

 

 

ミュールジングとは、子羊の臀部(でんぶ)・陰部の皮膚と肉を切り取ることを言います。

 

人間都合で品種改良されてしまった羊は、多くのウールを得るために皮膚を拡張させたため、深いシワができます。

そして、臀部・陰部のシワには糞がたまり、毛に付着しやすく、そこにウジ虫がわきます。

それを防ぐために、このミュールジングを行い、毛が生えない皮膚の状態にします。

 

これが麻酔なしで行われます。

 

 

以下で、ミュールジングが行われた後の羊の画像があります。

 

 

 

羊は毛が生え変わらず、人の毛刈りが必要な動物ですが、元々はそうではありません。

本来は、毛が抜けて生え変わる動物だったのです。

 

人間が品種改良を行い、毛の生え変わらない、大量に毛が生える 羊を作り上げてしまったのです。

それがメリノ種という羊です。

 

人間が羊の体を勝手に変えておきながら、変えたことによって起こった不具合のせいで、羊が切り刻まれるということです。

 

 

また 生後数週間後に麻酔なしで断尾、去勢も行われます。

 

 

去勢は、ゴムリングで血液を遮断する方法で行われているそうです。

ゴムリングに睾丸を通し、ゴムの圧迫によって血流を止め、睾丸を壊死させるということです。

 

 

 

そして、毛刈りは優しく行っているわけではありません。

 

 

乱暴な毛刈り。

 

 

暴力。

 

 

 

乱暴な扱いをされ、死んでしまった羊たち。

 

 

 

ノルマをかけられたり、歩合制だったり、仕事が思うようにはかどらなかったりすると、羊たちはこのように暴力的に扱われます。


そして、エスカレートしていきます。

 

この羊は、毛を刈り取られた後、立ち上がれず、這って刈り取り場所を脱出しているところです。

ただただ胸が苦しくなります。

一体彼らが何をしたというのでしょうか。

 

 

間違って皮膚を刈り取った場合は、獣医師ではない人間がたちが傷口を縫います。

それもまた激痛でしょう。上記のリンク先に、その画像があります。

 

 

 

 

また、羊の寄生虫を駆除するために、殺虫剤に羊を全身浸します。

 

 

 

 

 

 

 

有毒な殺虫剤が、目や鼻や口に入ってしまうでしょうね。

 

 

 

さらに生産性が下がって用済みになると、肉やムートンや革のために殺されるか、中東に輸出されます。

 

 

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中東に送られる羊達はよりいっそう悲惨な運命をたどる。


「死の船」と呼ばれる船に何百万頭もの羊を乗せ3~6週間ほどの間、南半球から北半球への気温差やサイクロンなどの過酷な気象条件や座ることもできない過密さの中で水もなく、糞尿にまみれて輸送される。


さらに、過密で不衛生な環境は怪我をしたり病気が蔓延し、羊たちに多大なストレスを与え健康状態を保っていない。

 

到着するまでの間に18%の羊が死亡し、そのほとんどが餓死による死亡である。

 

なんとか生きて港にたどり着いたとしても到着後すぐに、身体をひきずる羊を屠殺場に追い立て、宗教儀式の理由により意識のある状態で喉を切り殺される。

 

もしくは、別の屠殺場までさらにトラックで搬送されたり、手足を縛った状態で車のトランクや屋根に縛り付け自宅まで運び屠殺する。

 

中東の真夏には50度くらい気温が上り、衰弱しきっている羊は立つことすらできない。


ウールなどの羊製品を購入する行為は、この死の船も支援することにつながっている。

 

◆ 航海中に病気やケガをした羊はミンチにし鮫に投げ与えられることもある。


◆ 輸出前の羊の死亡率:40%の子羊が生後8週間以内に寒さや飢えなどで死亡。

年間、800万頭の成羊が、病気や施設不足、管理怠惰などのために死亡。

また、雑な毛刈りにより毛刈りご後の30日以内に100万頭が死亡と異常に高い。


◆オーストラリアから輸出される羊は年間4億頭にもなる。(2010年調べ)


◆オーストラリアは2010年までにミュールシングを段階的に終了させると発表しているが、その後の経過報告はまだでていない。

羊の毛は、人間の髪と同じように自身の体を守るためにあるもので、それを無理やり奪われた羊は当然、病気にかかったり寒さのために死んでしまうこともある。

 

環境や肌にやさしいコットンやアクリルなど代用繊維はたくさんあり、またウールそのものにアレルギーがなくとも、ウールにつく虫やフンなどにアレルギーを起こす場合がある。


アクリルなどはウールに比べ非常に軽量であり、さらに最近ではリサイクル繊維や高機能素材もあり、ウールを選ばないことは環境のためにもよいと言えるだろう。

 

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これがウールを生産する羊たちに起きている現実のほんの一部です。

 

 

ウールは、セーター、ニット、帽子、スーツ、制服、羊毛フェルトなどで使用されています。

 

これら製品を買う人、売る人は、羊たちの虐待を支援しているということです。

知らないとか、頼んでないとか、そんなのは関係ありません。

需要がある以上、大量生産は当たり前です。

買ってお金を落とすことにより、羊毛業界は潤い、虐待は永遠に続きます。

 

 

以下は、アニマルフリー(動物性素材を使わない)ブランドです。

 

 

基本は今あるものを限界まで使うことです。

 

どうしても新しいものが必要な場合は、こういったアニマルフリーブランドから購入するとか、

 

 

 

 

 

タグを見て、動物性素材が使われていないものを購入するとか

 

古着を購入するようにしましょう。

 

 

 

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