はじめまして、カイロプラクターの平原哲夫と申します。
東京都青梅市の出身です。御岳という山と川に囲まれたのどかなところで生まれ育ちました。
現在は青梅市でカイロプラクティックとパーソナルトレーニングを組み合わせた整体院「カイロ+スポーツケアsidekick(サイドキック)整体院」を経営しております。
それでは私が治療の世界に入ったいきさつをお話しさせていただきます。
それは身体の不調に苦しむ家族を見ていたこと、それから私自身も腰痛を経験したことがきっかけでした。
私の実家は酒屋を営んでいました。お酒やお米、プロパンガスや灯油などを配達していたので、長年の重労働によって腰や膝を悪くしていた祖父や、配達中の交通事故で腰や脚に後遺症を抱えてた母の姿をいつも心配に思っていました。
私自身も社会人になって流通の仕事に就き、大量の荷下ろしなど肉体労働の毎日が続いたある日、生まれて初めて”ぎっくり腰”になってしまいました。
「腰痛つらい……」仕事が忙しい日が続くと腰に痛みを感じるようになり「またぎっくり腰になるんじゃないか?」と恐怖に思うようになりました。
そんな折、やはり腰痛持ちの知人の紹介でカイロプラクティックを受けることになりました。正直なところそれほど期待はしていなかったのですが、初めて受けたカイロプラクティックで大幅に腰痛が楽になりました。そして繰り返し通っているうちにぎっくり腰の不安も完全に解消されたのです。
治療の効果を実感した私は、祖父や母のことを思い出しながら「家族にこういう仕事している人間がいたらみんな助かるだろうな」と半ば思いつきで仕事を辞めて整体スクールに通いだし、整骨院でアルバイトを始めました。
私は中学生の頃に成長痛で膝を悪くしたのですが、通院した整骨院の先生がとても優しい先生でしたので、整骨院にはとても良い印象を持っていました。しかし、アルバイト先の整骨院で働くうちに良い印象はどんどん変わっていきました。
どんな症状の患者さんでもマニュアル通りにひたすらマッサージをするだけ。腰痛だろうが肩こりだろうが毎回同じマッサージを繰り返し、とても治療と呼べるようなものではありませんでした。
お世話になっていたのは都内で数十件の整骨院を経営する会社でしたが、特にがっかりしたのは単なる肩こりでも外傷、ケガということにして健康保険を利用し、安い料金で患者さんを集める、いわゆる「不正請求」が当たり前に行われていたことでした。
「このまま整骨院につとめていても人の身体を良くすることはできないんじゃないか?」そんなことを考えていた時に、偶然カイロプラクターの先生と知り合いになることができました。
その先生の技術や知識量は圧倒的で「普段働いている整骨院て何の意味があるんだろう?」と目から鱗が落ちる思いでした。そして「自分もカイロプラクターの先生みたいな『治療家』になりたい」と決意し、その先生の母校であるRMIT(ロイヤルメルボルン工科)大学カイロプラクティック学科日本校へ入学しました。
RMIT大学日本校は、国際的なカイロプラクティック教育の基準をクリアした日本で唯一の専門大学でした。講義内容も医学部レベルでしたので、勉強が本当に大変でした。オーストラリアでの研修では1ヶ月間、本物のご遺体に向き合って一日中解剖実習もしました。
また、カイロプラクティックの実技は習得が非常に難しいです。「本当にできるようになるのだろうか?」と悩みながらも、勉強と並行して夜遅くまで仲間と練習に明け暮れる日々でした。
無事に卒業することができましたが、4年間朝から晩まで勉強漬けの学生時代のことは、今でも試験の夢を見てうなされるくらい辛かったです。
その後都内のカイロプラクティック院で働くことになったのですが、より良い治療ができるよう、治療テクニックやトレーニング方法、栄養学など、様々な勉強会に参加し続けています。
その甲斐もあり、カイロプラクティックの施術を通じて多くの方に喜んでいただけるようになりました。
そうすると「独立して学んだことをもっともっと活かせるような環境を作りたい」という気持ちが強くなっていきました。
また、青梅の家族や知人から「こういう症状で困っているんだけど、どこに行けばいいかわからない」という相談をよく受けていました。信頼できる治療家の先生がいらしたら紹介できたのですが、調べてみると青梅市には国際基準のカイロプラクターはいませんでした。
それなら「自分がお世話になった地元青梅の人達の役に立てるようになろう」そう考え、青梅市でカイロ+スポーツケア「sidekick(サイドキック)」を立ち上げることとなりました。
「sidekick」には”パートナー”という意味があります。あなたの健康のパートナーとして全力を尽くしていきたいという思いから、この名前を付けました。
これから皆さまのお身体のサポートができることを楽しみにしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
sidekick代表 平原哲夫