D51 498,帰るってさ
今月11日から実に2週間も館山に滞在したD51 498号機ですが,
快速「DL勝浦」「SL館山」の運転が終了し,24日に館山を離れました。
シクアワレウなぎさ4号さんのブログによると,
本運転の終わった22日(日)の夜に
12系客車5両がDE10に牽引されて木更津へ回送,
翌23日(月)にEF65の牽引で幕張車両センターへ移ったそうです。
ということで,23日の夜に館山駅電車留置線へ行ってみると,
5番線の中央付近にオヤ12,
6番線の入り口付近にDE10 1704号機,
奥に火が落とされロッドも外されたD51がひっそりと止まっていました。
24日午前中の電留線。
まだ209系もE217系も入線してきていないので広々としていて,
よけいに寂しく感じます。
DE10 1704の区名札は,「木更津」から「宇都宮」に戻っています。
D51 498には,送り込み時同様,配給列車の札が入りました。
横付けしたのは吸引車両だと思うのですが,何を吸引しているのでしょう。
下に落とした灰なのか,タンク内に残った重油なのか・・・?
名残は尽きません・・・。
正午過ぎ,
改めて館山駅に行くと,回送列車はすでに1番線に入線していました。
牽引のDE10は,向こう側の引き上げ線に上がっています。
174M発車後の2番線を通って,DE10は一旦電留線に向かいます。
電留線から,館山駅1番線へ。
連結し,『DE10 1704 + D51 498 + オヤ12 1』の配給列車の完成。
13時過ぎに館山駅を発車,送り込み時同様ゆっくりゆっくり走ります。
木更津で牽引をEF65に交換し,
幕張車両センターで汚物処理タンク等の清掃をした12系客車5両と合流して
高崎へ帰るのでしょうか。
電留線のD51が止まっていた場所。
点検時に差した時にこぼれた油や重油の匂いでしょうか,
昔,駅のホームや機関区の近くで嗅いだ懐かしい匂いが残っていました。
兵どもが 夢の跡・・・。
それにしてもこの2週間,
朝から晩まで,JR関係の仕事の人も見物人も大勢の人がここに来たわけで,
電留線の近くに住んでいる方々にはさぞかし迷惑なことだったと思います。
民家のブロック塀に,
『乗らないでください』と書かれた張り紙が貼ってあるのを見ました。
“大西”と呼ばれるこの辺り特有の強い西風が吹いた時には,
D51の煙が直接民家に流れ込み続けていました。
いろいろご迷惑をおかけしてすみませんでした。
そして,ありがとうございました。
E217系は普段5番線に止まっているのですが,
この2週間は4番線に入っていました。
そう言えば,房州でE217系を見られるのも,あと2か月足らず・・・。