写真11:もうなくなっちゃう人力車
日本にも昔はあった人力車。
といっても実物を見たことないけどさ。(観光用のなら見たことあるかも・・)
人力車に乗る大正時代の日本のジェニュインお嬢様、
とかそういう景色、見てみたかった。
着物とか、女学生ハカマとか。(ハイカラさんていうの?)
ところでインドのカルカッタには今でも人力車が走っている。
「リキシャー」という。
でも、もうすぐなくなっちゃうの。
すでに「人力車廃止令」は出され済み。
でもまだ走っている。
そしてリキシャを引く人は妙に、おじいちゃんばかり。
つまり・・・・・・、
「今ある人力車で終わり。もう新しい免許は出さない」令が出され済みなのだ。
だから当然、若いリキシャワーラー(リキシャ漕ぐ人)はほとんど見かけない。
おじいちゃんばっかり。
おじいちゃんが死んだり、歳でリキシャ引っ張って走れなくなったら、
リキシャが一台減るってこと。
減る一方。増えない。
むぅ~。なんかさびしい事だ。
ちなみにリキシャワーラーはみんな裸足。
その足は、見慣れた足じゃない。
今まで見たことないような足。
なんかこう、すごい足。グローブみたいな。
道路をつかめそうな。
見ていても、道路を「掴んで」走っている感じ。
町がすぐ洪水しちゃうカルカッタでは、雨季の季節が一番活躍するらしい。
車も動けない水の中、ザブザブと、値を吊り上げて走るわけ。
写真家が好んで「インドの風景」として撮るのもカルカッタのリキシャ。
でももうすぐなくなっちゃうの。
あと10年もすればかなり減って、
もう10年もしたらほとんどお目にかかれなくなちゃう。
だからカルカッタに行くと、私もつい人力車の写真ばっかり撮っちゃうのだ。
乗り心地?
なかなかいいよ~。
走るとけっこうスピード感あるし。
なんか、おじいさんを走らせて自分が座ってるのがひじょーに気がひけるんだけど。
コケちゃったらおじーさんも私もどうなっちゃうんだろう、と思ったりするけど。
いきなりオリンピック出させたら、
マラソンでダントツ一位なんじゃないか?おじーちゃん・・、とか思ったりしますよ。
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