1週間前、突然「電車のりたいねー
」と言い出した息子
息子は生まれてこの方、全然電車遊びにハマらず、ほんと突拍子もなく
ここはド田舎で移動手段が99％車だし、
電車は1日8本位しか運行しないし…
でも息子が乗りたいというからには乗せてあげたい
じゃあ今度のお休みに電車に乗るよ～、と言うと嬉しそう
そして迎えた週末
朝から降りしきる雪
なごり雪とかいうレベルじゃない
超寒いし
3月なのに津軽海峡冬景色だよ
よりによってこんな日に電車デビューとはね
まずは旦那に車を運転してもらい、最寄り駅ではない某無人駅まで行き
私と息子だけ降ろしてもらう
ここから2人で4区間ほど乗って、我が家の最寄り駅で降りると
旦那が先回りして車で待っててくれるという
他人が見たら何やってんだ？っていう計画
でもそうしないと、電車で帰る便なんてなかなか来ないし
時間つぶせるような遊びスポットへは1時間かかるのでイヤイヤ期にはちときつい
なんせ最寄り駅すら車がないとしんどい距離
しかも私
無人駅から乗る場合の支払方法も知らない無能っぷり
ネットでワンマン電車について調べてみると、
後ろのドアから乗車する
車内で整理券を取って、降りるときは車両の前の運賃箱にお金と整理券を入れる
前のドアから降りる
らしい。
さあいざ乗車！
2人で車窓からの景色をみながらしばしの間
電車旅を楽しむぞー
ほんとこんなイメージ
妄想を膨らませながらホームで待ってると
来た来た！電車来たよー！！
まままま満員電車
旦那と私呆然。何もわからない息子だけが楽しそう
ととととりあえず後ろのドアから乗車
土曜の11時過ぎのド田舎で満員電車…想定外
人が居すぎてどこに整理券の機械ある？見エナイ、ワカラナイ
そして満員電車のあの独特の雰囲気…みんなが仏頂面に見える…
みんなの視線が刺さる……キガスル
息子も雰囲気にのまれてびびってる
必死で平静を装いつつ
「あれ～？整理券どこかな～？前かな～？前から乗らなきゃダメだったのかな～」
などと一人言を言いながら人の隙間をぬって息子と前へ移動
前方ドアのそばに整理券の機械発見！！
けど、おじさんが寄りかかってて取れない！！
電車は動き出してしまった。
私「すいませ～ん、ちょっと整理券取りマ～ス
」
あれ？整理券、ない。出てこない…おっかしーなーーーー
後ろで立っていた学生さんが
「電車動いちゃうと整理券は出ないんですよ。
降りた駅で駅員さんに言って清算するしかないと思います。」
と30代後半女に冷静に教えてくれる…
ありがとう親切な若者…
そして行き場を失った我々。
なぜか誰も立っていないスペースがあり、そこへすすす…と移動
最前の運転席の真横
運転士さんと横並び
運転士さんのカバンとか、運行に関わるタブレットも置いてあるような場所
いいのかな？ここ立ち入り禁止エリアですか？
フロントガラスの真ん前。まさに電車でGOの目線
※イメージ
息子は立ってるだけじゃ景色も何も見えないので、抱っこすることに
約4駅の間、運転席が近いからか、時折鳴らす汽笛の音量がデカイデカイ
鳴らすたび息子がビクッとなる
私が小さい頃、たまにこの電車に乗るとスカスカで、
ゆったーりまったーりした空気が流れていたんだけど
過疎が進んで運行本数も減って、1両しかないし
人々が局所集中するようになってしまったのだろうか…？
想像と全然違った電車デビューになった
降りてから息子に
「電車どうだった？」と聞いたら
「こわかった」
現場からは以上です
わたしもこわかったよ