親愛なる皆さま。
「住まいと心のアドバイザー」のフジイヨシコです。
今日は、
「片づけられない人は、収納本を読むことをやめよう」
という提案です。
なぜなら、片づけられない(=モノが整理できていない)
お宅の奥さんほど、収納本が好きで、
「あっという間に片づく、収納テクニック300。」
などというタイトルの本をたくさんお持ちだからです。
人気収納ブロガーが、自宅を公開した本もお好きのようで
収納に関しては、私以上に関心があるようですネ。
でも、何ひとつ実行できないと
おっしゃいます。
なぜなら、今の自分とあまりに違いすぎて、
どこから、どう手をつけていいかわからないから・・・と。
モノの整理ができていない段階で、
「収納の本」を読んではいけません。
頭が混乱して、整理のさまたげになるだけです。
人気ブロガーの美しいお宅も
不要なモノを処分して適正量にする → それをすべての
モノについておこなう → 収納する → でも使い勝手が
よくない → 置き場所を工夫する → 見た目が美しくない
→ 収納グッズを統一する ・・・
「ああでもない、こうでもない」と、
コツコツ工夫して、何年もかかって作り上げたものなんです。
最初から、「収納センス抜群」な人はいません。
憧れの収納ブロガーさんも、
始めは、あなたと似たり寄ったりのレベルだったのですよ。
モノを適正量にできるまでは、
いったん収納のことは忘れてください。
不要なモノがあふれかえっている家では、
どんなに優秀な収納グッズも役に立ちません。
今の自分に不要な「収納」を、まず捨てましょう。
それが「片づけ」の第一歩です。
モノが適正量まで減らせたら、
そこからが「収納本」の出番になります。
自分の家と間取りや、インテリアのテイストが似ている、
家族構成が同じなど、リアルなお手本ブロガーを真似て
少しずつ使いやすく、見た目もときめく
収納をつくっていくことはとても楽しい作業です。
でもその楽しみは、
ある程度モノを減らせてからしか、味わえないんです。
まず整理する(不要なモノを処分) →
整理ができたら、収納を考える。
この順番さえ守れば、
どんな人も、片づけられるようになります。