親愛なる皆さま。
整理収納アドバイザーのフジイヨシコです。
突然ですが、皆さまのおうちに、
「ここだけは、絶対見ないで 」の、
「開かずの間」は、ありますか?
そう、荷物を押し込むだけ押し込んで、
どこに何があるか、判別不能で、
足の踏み場もないぐらいに、散らかった最悪の部屋・・・。
ありますか?
・・・・・・あっても、いいのですヨ。
私的には、この「開かずの間」は、アリなんです。
なぜならこれだけ、
ひとつの部屋にモノを押し込んでるってことは、
他の部屋は不要なモノを置かず、
広々と使えてるってことなんですから、
一種の、片づけ上手だと思うからです。
実際こういうお宅は、
特にリビングがキレイで、訪ねてきた人に、
「いつも、キレイにしてるわね~ 」と、
ほめられているのです。
この場合は、その「開かずの、荷物押し込み部屋」だけを、
片づければ済むので、簡単なのです。
この部屋にあるモノは、
長年使っていない=ほぼ不用品なので、
まとめて処分すればいいだけ。
かなりの荷物があっても、一日で作業は終わります。
問題なのは、すべての部屋が、
一見片づいてるように見えるけど、
よく見ると、あちこちにモノがあふれている。
ホコリもたまっている。
何より、その家の住人が不便を感じている、お宅です。
こういうお宅に住む人(おもに奥様)は、
毎日コツコツと片づけて、他の家事もまじめにこなす、
きちんとした人です。
しかし、家の中がさほどひどくないので、
片づけへのモチベーションが上がらず、
片づけ上手に、なりにくい。
だから、いつも、「片づけなきゃ」と、気ぜわしいのに、
探し物をしたり、
家にあるモノをないと勘違いして、二度買いしたり・・・
と、時間とお金のムダ遣いが、ずっと続いてしまうのです。
この悪循環から、脱却するには、
まず、不要なモノをどんどん置いていっていい、
部屋やスペースを確保することです。
要、不要に分けて、必要なモノを使いやすく収納しながら、
その日のうちに、不用品を処分するやり方は、
理想的ですが、現実的では、ありません。
専門家のアドバイスを受けながらやる、
もしくは、よほどやる気に燃えている人
(もしくは、せっぱ詰まっている人)以外は、
途中で挫折する可能性が高いのです。
その結果、ますます片づけ嫌いになるかもしれません。
不要なモノを置いてもいい、スペースを決めることは、
誰でも出来ますし、
この程度の簡単なことから始めれば、
中途挫折もありません。
「仕分けスペースの使い方」 についても
ごらんくださいネ。
本日も、ありがとうございました。
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